追記:若干の補足を書いてます。こちらもご参照いただければ。 ⇒ドライバー編への若干の補足 これほどまでに条件が整った大規模な社会実験をやってくれたんだから、経済学者の方々は今ごろデータ収集に奔走していることだろう(挨拶)。 ガソリンの価格弾力性がわかるんじゃね? 価格弾力性とは「あるものの値段が1%上がったら需要は何%変動するか」という関係のこと。この価格弾力性が小さいものは生活必需品だったりするので、値段が上がっても売れ行きにそんなに差はでない。逆に大きいものだと「けっ、こんな高いもん買うかよ」と言われて売れなくなる*1。 「ガソリン税率の水準はいくらであるべきか - 岩本康志のブログ」では、「ガソリン消費の価格弾性値は短期で-0.2程度,長期で-0.6程度」と言っている。ただしこれは欧米を中心とした調査によって求められたもので、日本の価格弾性値がどの程度かという研究はあまりなされていな