Googleの科学者が米国時間11月12日、量子コンピュータのデモンストレーションに参加する。しかし、他の科学者らは、公開されるシステムの有効性を疑問視している。 ネバダ州リーノーで開催のスーパーコンピュータ関連のカンファレンス「SC07」で行われるセッションの中で、Googleの画像認識の専門家であるHartmut Neven氏が、ある機器を使って画像認識アルゴリズムのデモンストレーションを行う。この機器は、新興企業のD-Wave Systemsが開発したもので、世界初の実用的な量子コンピュータと言われている。 同システムは、世界初の商業的に実現可能な量子コンピュータといわれている。このコンピュータは、1つのシステムのさまざまな量子状態を利用して複数の計算を同時に行うことにより計算の迅速化を図るというものだ。そのようなシステムでは、あらゆる可能な量子状態が存在する。そのため、仮定の話だが