マイクロサービスによる巨大な超分散システムの運用管理ソリューションとして注目されているIstioが必要とされる背景を解説します。 マイクロサービスの適用基準 マイクロサービスを適用するか否か、その判断基準について、ファウラー氏は自身のWebサイトで言及しています(MicroservicePremium)。そのポイントは、対象システムが複雑であればマイクロサービス適用を検討する価値はあるが、対象システムが単純であればマイクロサービス化には向いていないというものです。その理由は、マイクロサービス適用に関するコストにあります。マイクロサービスのコンセプトを実現するには、CD等の自動化の仕組みを作らねばなりません。また複数のサービスから構成されるマイクロサービスは、必然的に超分散システムとなります。分散システムを統治する運用監視の仕組みや、データの整合性を担保する仕組み等、分散システムであるがゆえ
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