2024.08.20 大規模データの負債解消への道のり Lunch LT の登壇資料です。
こんにちは、セキュリティチームの@sota1235です。 セキュリティチームでは昨年の夏頃からGitHub上のセキュリティリスクを洗い出し、順に対応や改善を行っています。 そのうちの1つとして、昨年の秋ごろからGitHubのPersonal Access Tokenの取り扱いの改善を行ってきました。 具体的には以下の取り組みを行いました。 CI等で利用されているPersonal Access Tokenの利用廃止 OrganizationにおけるPersonal Access Token(classic)の利用禁止設定 今回はこの2つの取り組みについて、どのような課題設定を行い、どんな手順で完了したのかをお話しします。 以下のような課題感、疑問をお持ちの方に対する1つの回答になりうると思うので該当する方はぜひご一読ください🙏 GitHubにおけるPersonal Access Token
中途採用で面接の時にはサービスに積極的に携わりたいと言っていたのに、いざ入社すると受け身姿勢な仕事になってしまい、積極的にサービス向上には関わらなかったり、自分自身から問題意識を持てないと周りからは思われてしまうケースがあります。 仮説としては、 1.前職がクライアントワークだったり、与えられる仕事に対してアクティブに関わるというよりは、受け身的に仕事をする姿勢が板についてしまっている中途採用のケース 2.どうやったらサービスに興味を持ったら良いかわからないケース。当人はやってるつもりだけど周りからできているとは見なされない。考え方が足りないとか、考える方法がわからないとか、考えてる量が圧倒的に少ないようなケース などが考えられます。一定、そこそこの規模のサービスになったりすると、自分自身が関与しているドメインが狭く見えてしまったり、もしくは大きなレバレッジを生み出す余裕がないと思ってしま
エンジニアの佐野です。バンドルカードではポチっとチャージという後払いの機能を利用する際に年齢確認が必須となりました。通信キャリアや銀行との連携等によって年齢確認ができるようになっています*1。今回はこの機能の開発を題材に普段開発でどのようなことを考えて開発し、本機能の開発ではどのようなフローを構築して進めていったかを書きます。 少し概要を書くと、本件についてはウォーターフォールモデル "のような" 開発フローで行いました。事業上の理由でビッグバンリリースが必要でした。要件をしっかり決めてステップバイステップで開発を行いすべての機能を同時にリリースする...案件の性質を考えるとウォーターフォールが開発フローの候補の1つだと思っていたためです。ただそのまま一般的に思われているウォーターフォールを導入するのではなく、その欠点や面倒な点を解消しつつ、認識齟齬なしに設計と実装を行い、納期を死守しつつ
読んで欲しいと思っている人 POやステークホルダーと品質について共通言語や目標が欲しい開発者 開発者と品質について共通言語や目標が欲しいPO スクラムで品質について困っている人 読むとわかること 完成の定義(Definition of Done)とはどんなものか スクラムと非機能的な品質の関係性 タイミーのWorkingRelationsSquadでどんな完成の定義を作り、活用していきたいと思っているか 完成の定義(Definition of Done)とは インクリメントが常に守るべき状態のことです。スクラムガイド1では以下のように説明されています。 完成の定義とは、プロダクトの品質基準を満たすインクリメントの状態を⽰した正式な記述である。 プロダクトバックログアイテムが完成の定義を満たしたときにインクリメントが誕⽣する。 つまり完成の定義を満たしていない成果物は、いかに優れた機能であっ
moldを作ったのは「大学院の単位を取るため」だった 秋葉:植山さんと最初に接点を持ったのは、僕がマウンテンビューのMicrosoft Researchでインターンをしていた時だったと記憶しています。エンジニアならば誰が見ても驚くような開発を成し遂げ続けているので、ぜひ詳しくお話を聞きたいと思い対談のリクエストをさせていただきました。 植山:ありがとうございます。初めてお会いした当時から、秋葉さんはプログラミングコンテストの上位ランカーで実力があって、おまけに話も上手かった。なかなか直接関わる機会はなかったけど、時流に乗ってディープラーニングに着手して活躍しているという話はよく耳にしていました。 秋葉:確かに、植山さんと知り合った頃はまだディープラーニングには手を出していなかったですね。今ではAIへと専門領域を移して久しいので、振り返ると長い時間が経ちました。 今回は、個人の力で優れたプロ
翻訳を担当した電子書籍『Ruby on Rails パフォーマンスアポクリファ』が発売となりました。 書籍は以下から購入できます。 Ruby on Rails パフォーマンスアポクリファ 本書は、2020年に出版されたNate Berkopec著『The Ruby on Rails Performance Apocrypha』の全訳です。原書は訳書と同様、著者の販売サイトで自主出版の電子書籍として出版され、現在はKindleストアでも販売されています。 The Ruby on Rails Performance Apocrypha The Ruby on Rails Performance Apocrypha: A starter guide to making Rails apps faster and more scalable (English Edition) 作者:Berkope
TL;DR さくらインターネット株式会社で8/1から働いています さくらのクラウドの一人目のプロダクト担当ということで、エンジニアリングとビジネス両面を相手に仕事をしていきます ソフトウェアエンジニア大募集中です、いっしょに働こうぜ! 経緯 Treasure Dataを辞めたのが2021年7月末*1でしたが、それから丸3年経過しましたね。早いなあ。その間は本を書いたり個人サービスを作ったりしつつ、個人事業主の技術顧問として数社をお手伝いしたりしていましたが、個人的な事情がいくつか落ち着いたりしたこともあって、今年初めくらいからそろそろフルタイムで働くことを考えはじめ、多くの会社さんとのやりとりを経て、さくらインターネット株式会社への入社を決め、今月から入社し働きはじめました。 どういうポジションで何がしたいのかについては当初だいぶふらふらしていたのですが、いくらかの会話を経て「ビジネスを作
SRE NEXT 2024のLT発表資料です。 https://sre-next.dev/2024/schedule/#jp026 登壇者 ニフティ株式会社 島 翔平 (@glass_sms: https://twitter.com/glass_sms)
成果 最終的に、Cloud Run のコストが$6/day前後から$1/day前後に! ちなみに、Cloud Tasks は1ヶ月あたり最初の100万回のオペレーションまで無料なので余裕で収まっています。 モチベーション 今回リプレイスを検討したシステムは軽量な非同期処理が大半で、もともと絶対に Sidekiq でないと困るということが少なかった Sidekiq は Redis をポーリングしてジョブを取得する方式なので、Cloud Run で実行するには min-instances を1以上にしなければいけない 何もジョブがない状態が続いてインスタンスが0になると起こしてくれる人がいないので... 絶対に Sidekiq でないと困らないなら Cloud Tasksにして、非同期処理がない時は寝ていても良いようにしたい => コストダウン! Pub/Sub との比較検討もしましたが今回は
概要 元サイトの許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Smooth Ruby and Rails upgrades | Arkency Blog 原文公開日: 2024/07/01 原著者: Posts by Piotr Jurewicz 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 参考: Rails アップグレードガイド - Railsガイド 最近、私たちは年季の入ったさまざまなプロジェクトでコンサルティングやアップデート作業を行っていました。どのプロジェクトもproductionで運用されていてビジネスを回していますが、長年アップグレードされないまま放置されていました。 こうしたプロジェクトでの経験を活かして、アップグレード作業をスムーズにするための知見を本記事でいくつか共有したいと思います。 🔗 アップグレード前にやるべき作業 🔗 依存関係をできるだけ減らしておく 作業
Datadog Continuous Profiler を用いて、ボトルネックが Ruby の GVL であることを発見した こんにちは、terandard です。 弊社では Datadog を用いてアプリケーションやサーバーの監視を行っています。 以前からリクエストがスパイクした際にアプリケーション全体が遅延する問題があったので、Datadog Continuous Profiler を使用して調査したことについて紹介します。 背景 リクエストがスパイクするとアプリケーション全体が遅延する問題がありました。 リクエスト全体のリクエスト数とレイテンシー 特に処理に時間がかかっていたリクエストについて Datadog APM で状況を確認すると、下図のように空白期間があったり mysql2 や faraday の実行時間が長いことがわかりました。 例1: 謎の空白期間がある 例2: mysq
最近はお客さんとの勉強会でDockerのドキュメントをつまみ食いして読むというのをやっていますが、改めて最新版を読んでみて、いろいろ思考が整理されました。2020年の20.10のマルチステージビルドの導入で大きく変わったのですが、それ以前の資料もweb上には多数あり「マルチステージビルドがよくわからない」という人も見かけるので過去の情報のアンラーニングに使っていただけるように改めて整理していきます。 仕事でPythonコンテナをデプロイする人向けのDockerfile (1): オールマイティ編で触れた内容もありますが改めてそちらに含む内容も含めて書き直しています。 本エントリーの執筆には@tk0miya氏から多大なフィードバックをいただきました。ありがとうございます。 基本的なメンタルモデル現代的な使い方を見ていくために「Dockerを使ってビルドする」というのはどのようなものか考えを整
このSpring Bootを使ったクリーンアーキテクチャの例は、データの詰め替え過剰にみえる。 https://www.baeldung.com/spring-boot-clean-architecture これだけのモデルと詰め替えが必要なのだろうか? 『Get Your Hands Dirty on Clean Architecture 』にこのマッピング戦略(詰め替え戦略)が書かれている No Mapping (レイヤ間でモデルを共有し、詰め替えをしない) 2-way Mapping (各レイヤで独自のモデルを持ち、レイヤを跨ぐ呼び出しは上位レイヤが詰め替えの責務を負う) Full Mapping (各レイヤで独自のモデルを持ち、レイヤを跨ぐ呼び出しには専用のモデルを使う) またこの戦略のどれを選ぶかの基準は『Balancing Coupling in Software Design
はじめに はじめまして、IPUSIRON(@ipusiron)と申します。現在はIT技術書の執筆を本業としつつ、FIRE生活を過ごしています。 最初の本が出たのが2001年です。途中で学生や会社員だった時期もありますが、20年以上執筆し続けていることになります。その間、30冊を超える本を執筆してきました。 このたび、「IT技術書を執筆して、FIREをどう実現したのか」というテーマのコラムを寄稿する機会をいただきました。これまでのキャリアを振り返りつつ、次に示す内容を紹介します。 IT技術書の執筆活動を続けてきた中で、印象深い出来事 IT技術書を執筆するということ IT技術書を執筆して、FIREを実現した理由や経緯 自らのキャリアを振り返って、他のエンジニアの方々に伝えたいこと Xでは、読書や執筆に関することを日々発信していますので、気軽にフォローしてください。 はじめに IT技術書の執筆活
初めて使ったBIツールはLooker Studioのid:syou6162です。これまでTableau / Looker(≠ Looker Studio) / Metabase / Redash / Connected Sheetsなど色々なBIツールを触ってきましたが、不満は色々ありつつも個人的に一番しっくりきて愛着があるのはLooker Studioです。このエントリでは、その魅力と便利な使い方や注意点について書きます。例によって、社内勉強会向けの内容を外向けに公開しているため、内容の網羅性などは特に担保していないことにご注意ください。 Looker Studioの魅力 利用のハードルが限りなく低い & Google Workspaceとの連携が便利 複雑過ぎることができないので、諦めが付けやすい ちゃんとBIツールになっている Looker Studioの便利な使い方 多様なデータソ
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