今回は、11月に行われた行政刷新会議の事業仕分けのお話です。私も仕分け人として、事業仕分けに参加してきました。厚生労働省、外務省、経済産業省を対象とする第二ワーキンググループでしたが、その中で、IT関連の予算が幾つかありました。その仕分けの中で見えてきた政府の問題点は、自治体にも大いに参考となるところがあると感じました。 事業仕分けの仕組み 最初に、簡単に事業仕分けのシステムを説明しておきます。 一事業について大体、1時間かけます。まず、事業の目的や成果、自己評価などを書いたA4で2枚の事業シートを元に担当局の局長クラスの人が事業の説明を行います。 その後、財務省の担当主計官が、財務省として問題点と思っているところ指摘します。この点は、これまで構想日本が自治体で行ってきた仕組みと大きく違っています。ここまでが10分くらいです。 そして、10人前後の仕分け人が40分くらい質問をします。終了5