静岡県西部の製造業と農業生産法人などが連携し、ロボットやIoT(モノのインターネット)などを活用した「アグリテック」と呼ばれる農業高度化策を進めている。10日には浜松商工会議所の会員企業らの専門研究組織が発足し、大手メーカーなどによる農業ロボット開発の動きも相次いでいる。関係者は「高齢化が進む農業の課題解決につなげたい」と意気込む。 新たな研究組織は同商議所の農商工連携とロボット研究の2部会が連携し設立した。輸送機器やロボット関連メーカー、農業生産法人、農機具メーカーなどがそろい、3年後の実用化を視野に農薬散布などの省人化技術を研究する。異分野の交流強化を重点に掲げ、製造業者は農作業の苦労や栽培の工夫を、生産者は工場の生産管理や機械化の手法をそれぞれの現場で学ぶ。 10日の浜松市中区での初会合には約120人が集まり、市内生産者から「重労働の防虫作業を自動化してほしい」と要望が出た。ソミック
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