クリエイティブディレクターの「アイデア」ノート術 気鋭のクリエイターとして知られる嶋浩一郎氏。そのアイデアの源になっているのが、「モールスキン」(モレスキン)のノートに書き溜めたさまざまな情報だ。「アイデアはムダなものからこそ生まれる」と話す嶋氏、ノートに書く内容も、最初から有用なことに絞ろうとせず、ムダなこともなんでも書くという。それらをどのようにアイデアにつなげているのだろうか。《取材・構成=林加愛、写真撮影=長谷川博一》 モールスキンの中は豆知識の宝庫 クリエイティブディレクターとして、広告制作の第一線で活躍する嶋浩一郎氏。その仕事において、「アイデア創出力」は生命線と言える。そのための必需品となっているのが、「モールスキン」のノートだ。アイデアの素材となりうる情報を書き留めるインプットツールにして、発想を生むアウトプットの拠点でもある。 とはいえ、「初めからアイデア創出のために使お