新型コロナウイルスの影響で鉄道の利用者が落ち込む中、鉄道会社の間では新たな収益源として、空いたスペースに生鮮食品などの貨物を載せて運ぶ”貨客混載”に取り組む動きが広がっています。 このうち、京浜急行電鉄は、沿線の農家で収穫された野菜を都市部まで電車で運んで販売する取り組みを実験的に行っています。 この日は、神奈川県三浦市にある久里浜線の三崎口駅で、地元の農家が収穫したキャベツや大根など、20箱分の野菜が車両に積み込まれました。 野菜はおよそ50分かけて横浜市内の上大岡駅まで運ばれ、駅構内に設けた特設コーナーで販売されました。 この会社では、テレワークの普及による通勤客の減少などで運賃収入が落ち込み新たな収益源の確保が課題となっていて、首都圏の在来線では珍しい「貨客混載」の事業化を目指しています。 京浜急行電鉄の東野健営業推進担当は「鉄道はトラックよりも輸送による二酸化炭素の排出量を削減でき
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