タグ

ブックマーク / hachiro86.hatenablog.com (2)

  • 自治体職員の読書ノート

    【工事中】 [ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ・ワ行、その他] 壊色 (ハルキ文庫) 作者:町田 康 角川春樹事務所 Amazon これは小説? エッセイ? 日記? それとも詩? 分類不能の一冊です。 例えばこんな感じ。 「確かにそのような日々 石炭殻、風に舞うモノトーンの風景に 突然、フォルクスワーゲン出現する。 確かにそのようなデイズ 悲しい目と憎々しい口もと 壁にむかいて、君の目は閉じられている。日一の行き止まり。」(「二人の呪師とフリッカ」より) あるいは、こんな感じ。 「免許を更新し、感情の火災。夕方、なにか盗んでやろうと忍びこんだ近代的なアパートで私は三歳くらいの童子に銅鐸の使用法を説明している。「これは水さしだよ」などと嘘を教えておるのだ。居間に飾ってあったのだ。見ておったら奥からよちよち出てきおったのだ。仕事になんねえ」(

    自治体職員の読書ノート
  • 【2463冊目】南直哉『仏教入門』 - 自治体職員の読書ノート

    仏教入門 (講談社現代新書) 作者:南 直哉 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/07/17 メディア: 新書 この著者のは、以前『老子と少年』を読んだ。未だに忘れられないだ。著者は禅僧とのことだが、あのはまったく「仏教臭さ」を感じなかった。むしろタオイズムに近いものを感じた。 書は正面切っての『仏教入門』を謳った一冊だ。とはいえ、いわゆる学問的な解説書ではない。著者自身が最初に書いているように、これは著者なりの理解に基づく仏教論なのだ。ちなみに著者は永平寺で20年修行をされたとのことで、道元の影響がかなり強く、『正法眼蔵』が多く引用されている。 仏教で避けて通れないのが「悟り」の問題だ。悟りとはそもそも何なのか。学問的な定義はさておき、著者は「悟りとは無明の発見である」と言う。では「無明」とは何か。「言語が物事を実体と錯覚させること」(p.101-102)である。きわ

    【2463冊目】南直哉『仏教入門』 - 自治体職員の読書ノート
  • 1