去年チームでやったワークショップで、みんながどんなチームを望んでいるか話し合ったので、その結果を見て2016年はこんなチームにするぞ!という意気込みと、帽子の使い分けについて話した
大学でプロジェクト・マネジメントを週1回教えていることは前にも書いたが、授業は毎回必ず、前回の復習と、学生から出た質問への答えからはじめることにしている。出席シートに質問欄を設けて、そこに気になったことへの質問をかいてもらうのだ。むろん授業でも最後に「質問は?」ときくのだが、だいたいの学生はなぜかその場では質問せずに、紙に書いてくる。 いろいろ出た質問の中から、いつも「本日のBest Question」を選出し、その質問者の名前を明示してほめることにしている。良い質問を考えることは、単に回答を考えるよりも、ずっと価値があるからだ。一般に、マネジメントの問題には正解がない。正解がない中で、自分で考えて決めていかなくてはならない。これは、たくさんの正解を覚えてどれだけ早く答えるかを競ってきた東大みたいなところでは、とくに大切だ。 さて、「マネジメントとは何か」という授業をやった後で、面白い質問
Industrial, Energy, & Natural Resources Survey 2023
たなか・ひとし/1947年生まれ。京都府出身。京都大学法学部卒業。株式会社日本総合研究所国際戦略研究所理事長、財団法人日本国際交流セ ンターシニアフェロー、東京大学公共政策大学院客員教授。1969年外務省入省。北米局北米第一課首席事務官、北米局北米第二課長、アジア局北東アジア課長、北米局審議官、経済局長、アジア大洋州局長、外務審議官(政策担当)などを歴任。小泉政権では2002年に首相訪朝を実現させる。外交・安全保障、政治、経済に広く精通し、政策通の論客として知られる。 Photo by Toshiaki Usami 今ほど日本のトップたる首相の権威が失墜した時期が、あったのだろうか。国内の雰囲気だけではなく、外国に行って議論しているとそれを如実に感じる。 こうした状況をもたらした最大の要因は、首相が国家の統治に対して明確な意識を持たなかったからではないか。昨今の日本の政治指導者は、願望や理
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