思わず耳を疑った。 NHKの「日曜討論」で、司会を務めるNHK解説委員の島田敏男が、「『思いやり予算』というのは駐留経費ですからね。『思いやり予算』は俗語ですからこの議論では使わないようにしましょう」とほざあいたのだ。 これは、「思いやり予算」が事業仕分けで「A査定」とされたことを内橋克人氏が批判し、それに野田財務相が反論する議論の最中に司会者が茶々を入れたものだ。 在日米軍の駐留経費だったら問題なくて、「思いやり予算」だと問題だとは、あの世で金丸信も苦笑していることと思うが、朝日新聞を筆頭とする新聞と歩調を合わせて、NHKの右傾化もひどくなってきたようだ。 この「日曜討論」では、土居丈朗なる御用学者の言説がひどかった。単なる経団連の代弁者である。慶応大学教授を務めるこの男は、1970年生まれの40歳のことだが、最近、竹中平蔵、池田信夫(ノビー)、鈴木亘と4人の共著で、「日本経済『余命3年