署員の地道な張り込みが、カレー投げ込み犯の逮捕につながった。図書館の返却ボックスにカレーライスを投入して本を汚損したとして、警視庁は１日までに、東京都北区志茂４丁目、飲食店アルバイト兼行竜巳容疑者（６１）を器物損壊の疑いで現行犯逮捕した。「カレーライスを入れたのは間違いないが、私はゴミ箱だと思って入れていた」と容疑を否認している。 荒川署によると、兼行容疑者は先月２８日午後１０時３５分ごろ、荒川区立日暮里図書館前の本の返却ボックスに食べかけのカレーライス１食分を投げ入れ、返却されていた本６冊（７７００円相当）を汚損した疑い。返却ボックスには「本以外のものは入れないでください」と注意書きがあった。 １月３１日以来、数回にわたってカレーライスが投げ入れられて５０冊以上が汚損。被害相談を受け、署員が張り込んでいた。 ［2014年3月2日8時47分　紙面から］

慰安婦募集の強制性を認めた平成５年の「河野洋平官房長官談話」の作成経緯を政府がようやく検証することになった。菅義偉官房長官が衆院予算委で検証チーム設置の方針を表明した。　談話は事実より謝罪を優先した作文で、日本の名誉が著しく傷つけられている。河野氏の聴取をはじめ、調査を徹底して行い、「虚構の談話」の見直しを急いでもらいたい。　先月２０日の衆院予算委で、談話作成の事務方トップだった当時の官房副長官、石原信雄氏が国会で初めて証言し、ずさんな作成経緯が改めて明らかになった。　同氏は、強制性を認める唯一のよりどころとしていた元慰安婦１６人の聞き取り調査は、裏付けを取っていなかったことを認めた。また談話作成で、韓国側とのすり合わせが「当然行われたと推定される」と証言した。談話は、政治決着を急いだ「日韓合作」であることが明確になっている。　菅官房長官は、韓国側とのすり合わせの実態を解明する必要があると

韓国３・１式典　どこまで続く朴大統領の反日（3月2日付・読売社説） 歴史認識問題を外交に持ち込む朴槿恵・韓国大統領の反日の主張がエスカレートした。日韓関係の改善はさらに難しくなったと言えよう。 朴氏は、「３・１独立運動」記念式典で演説し、歴史認識問題に関して、日本政府に「勇気ある決断」を求めた。 いわゆる従軍慰安婦問題について「（元慰安婦の）傷は癒やされなければならない」とも語った。朴氏が公開の場で、慰安婦問題を取り上げ、日本政府に解決を迫ったのは初めてである。 だが、個人補償を含め、請求権については、国交正常化の際に法的に解決している。 日本はその後、人道的見地から、アジア女性基金を作り、元慰安婦に対する償い金や首相によるおわびの手紙まで用意した。事業があまり進展しなかったのは、韓国内に、日本の法的責任追及にこだわる勢力があったからだ。 このような経緯を軽視して、日本にばかり責任を押しつ