【記者:Richard Orange】 スウェーデンのルンド大学(Lund University)が論文執筆中の学生に行った究極の心理ケアが話題となっている。家族を心配してイラクに帰国し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘地域にいた学生に対し、傭兵の精鋭部隊を派遣して妻子と一緒に救出したのだ。 同大で分析化学を指導するハロッタ・トゥルネル(Charlotta Turner)教授は、2014年のある日、イラクに帰国して博士論文を執筆中のフィラス・ジュマ(Firas Jumaah)さんからテキストメッセージを受け取った。 自分たちが住む町の外側にはISの戦闘員がうろついており、銃声が聞こえてくる。閉鎖された化学薬品工場に家族で逃げ込んだが、1週間以内に戻らなければ論文を書き上げることができない──そんな訴えだった。 ジュマさん一家は、ISに悪魔の邪教と見なされているヤジディー教を信
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