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  • 「柳腰外交」…? - 雪斎の随想録

    □ 【衆院予算委】陰の首相・仙谷氏の「独演会」 はぐらかしや逆質問を連発 漂う虚脱感 (2/2ページ) 2010.10.13 23:5 前略 仙谷氏は弁護士の経歴をいかんなく発揮する。肝心な部分ははぐらかし、質問者に逆質問することも少なくない。 12日には石原氏が「弱腰外交」と批判すると仙谷氏はこう答えた 「別に弱腰だと思っていない。柳腰というしたたかで強い腰の入れ方もある」 自分でもうまい言い方だと思ったのか、仙谷氏はにんまりしたが、13日になって逆襲を受けた。自民党の鴨下一郎元環境相は「柳腰とは細くてしなやかな腰、多くは美人の例えだ」と誤用を指摘、撤回を求めた。 仙谷氏は中座して不在だったが、13日午後の記者会見で「柳腰」発言を撤回しない考えを表明。理由を問われると、なぜか1905年の日露戦争の講和条約「ポーツマス条約」について5分間も独演し、「ロシアから賠償金も取れずに条約を結んだの

    「柳腰外交」…? - 雪斎の随想録
    takanorikido
    takanorikido 2010/10/14
    柳腰外交wwww 実際やってることの表現としては的確かもしれんw
  • 「政治」を教えた俳優 - 雪斎の随想録

    ■ 森繁久弥さんが逝去された。 雪斎には、1980年代に森繁さんが演じた「政治家」の群像は、強烈な印象を与えた。当時の雪斎は、高校生ぐらいの年齢であるから、色々なものがヴィヴィッドに吸収できた。たとえば次のような作品である。 ① TBSドラマ『関ヶ原』   徳川家康 ② 映画『二百三高地』    伊藤博文 ③ 映画小説吉田学校』  吉田茂 ①は、雪斎は今でもテレビ・ドラマ史上の最高傑作だと思っている。利に走る東軍諸将を籠絡しながら、戦後には加藤剛さん演じる石田三成の「義」に洛涙した森繁・家康の演技は、印象深い。 「博打は一人ではできぬ」。三成を追い詰める策謀家の顔が、よく表れた台詞である。 ②は、日露戦争を題材にしたものであるけれども、丹波哲郎さん演じる児玉源太郎を相手にした演技は、対露開戦を決断する政治家の苦悩を表していた。この作品で明治天皇を演じたのは、三船敏郎さんであった。今更なが

    「政治」を教えた俳優 - 雪斎の随想録
  • 「保育ジジ・保育ババ」という選択肢 - 雪斎の随想録

    「保育ママ」という制度が東京都文京区にある。保育所といった施設の慢性的な不足の中、一般家庭に協力してもらって対応しようという制度である。確かに、狙いとしては上手いと思う。 文京区ホームページによると、次のような制度の概要である。 自宅の一部を育児室にして、就労などにより保育できない保護者に代わり乳幼児を保育する制度です。 家庭的な雰囲気の中で、お子さんの個性に合わせたきめ細かな保育を行うことが特徴です。育児相談など、一人の先輩ママとしてよき相談相手にもなっています。 生後5週間以上満3歳未満のお子さんを、一人の保育ママが3人までお預かりします。 文京区では、現在10人の保育ママが活躍しています。 募集要件 子どもが好きで、下記の条件を全て満たす方 1.文京区在住で満25歳から満60歳 2.保育士、教諭、助産師、保健師、看護師のいずれかの資格を有する 3.子育ての経験がある 4.子どもの保育

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  • 「現代の検校」 - 雪斎の随想録

    ■ 宮城道雄という人物がいる、 正月に流れる箏曲『春の海』の作曲者として知られる。 幼少時に失明した人物である。 ところで、日では、古来、視覚障害者には、座頭、匂当、検校という官職が与えられた。 中でも、最高位の検校になるためには、箏曲、三味線などを極めなけばならなかったわけである。 江戸・寛永年間に活躍した八橋検校は、箏曲の発展を劇的に進めた。 故に、日では、視覚障害者にして音楽家というのは、長い伝統を持った職業なのである。 宮城道雄は、そうした伝統を継いだ人物であったといえようう。 そういえば、『風雪ながれ旅』のモデルとされる津軽三味線奏者、高橋竹山も、そうした人物であった。 ところで、昨日、「快挙」ガ伝えられた、 □ 全盲の辻井さんが優勝=米ピアノコンクール、日人初 6月8日12時28分配信 時事通信 【ニューヨーク7日時事】米テキサス州フォートワースで開かれた第13回バン・ク

    「現代の検校」 - 雪斎の随想録
  • 二つの外交懸案 - 雪斎の随想録

    ■ 「北方領土」と「拉致被害者」は、ともに、日が他国に返還を要求している案件である。 だが、この二つの案件は、決定的な違いがある。 「北方領土」案件は、解決が長引いたところで困る人々は、実質的には誰もいないであろう。 故に、日政府は、「四島一括返還」原則を押し通すことができる。敢えて「中途半端な妥協」に踏み切る必然性はない。自分の手柄にしようという「下心のある政治家」がいれば、話は別だが…。 だが、「拉致邦人」案件は、明らかに様相を異にする。 それは、「急がなければならない」案件なのである。 たとえば、半世紀後、「拉致被害者」が世を去ったような事態になれば、何を「解決」といえるのか。 横田めぐみさんならば、雪斎と同世代なので、半世紀後も存命であることは考えられるけれども、それでは、両親との再会は無理であろう。それは、他の「拉致邦人」に関しても、同様である。 故に、これは、解決に向けた「

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  • 日本の「バザール」戦術 - 雪斎の随想録

    ■ 大使をはじめ、ニューヨークの外交官たちには、「ご苦労様」と声をかけるべきであろう。 □ 対北非難声明を評価=麻生首相 4月13日19時20分配信 時事通信 麻生太郎首相は13日夜、国連安保理が北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する議長声明案で合意したことについて「国連決議1718への違反、(発射への)非難、決議の履行、この3つがきちんとした形でこの時期に出せるのは評価すべきことだ」と述べた。 日が当初主張した新しい決議でなく、法的拘束力のない議長声明になったことについては「決議にするために言葉の内容を弱めるなら、この方がいい。このスピードで、まとまったメッセージが正確に伝わることが大事だ」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。 『読売新聞』jの記事に伝えられたところによれば、日政府は、始めから「決議案」採択に持ち込めるとは思っていなかったようである。要するに、「議長声明案」にどれだ

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  • ミサイル騒動の後先 - 雪斎の随想録

    ■ 北朝鮮のミサイル発射は、成功だったのか、それとも失敗であったのか。 余り語られていないけどもも、その鍵は、あのミサイル発射の後、「北朝鮮からミサイル技術を買いたい」と思った国々が、どれだけあったかということである。 北朝鮮政府が「大営発表」をやっているように、人工衛星打ち上げに成功したのであれば、北朝鮮も、「衛星ビジネス」に参入する道に入ることができるかもしれないけれども、そういところに活路を見出そうとしている様子もない。 ミサイルに関していえば、結局、兵器としては「弓矢」の展開形である以上、その価値を決めるのは、「的にあたる」精度である。北朝鮮が、たとえば、グアム島を狙ってミサイルを発射すれば、その弾頭は確実にグアムに落ちることが前提であって、サイパンにおちても意味はない。テポドンⅡは、射程だけならアラスカも含んでいるけれども、弾頭を果たしてアンカレッジに落とすことができるのか。そ

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  • 金正日の誤算 - 雪斎の随想録

    ■ 北朝鮮のミサイル発射は、「失敗」に終わったようである。 ロケットの第一段目が日海に落ちて、二段目依以降は、弾頭部分を含めて太平洋に落ちた模様である。 □ 北の「ミサイル」発射を安保理提起へ=強力な国際社会の対応を-米大統領 【プラハ5日時事】オバマ米大統領は5日、声明を発表し、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射したと断定、「明らかな国連安全保障理事会決議違反」として、安保理に問題を提起する考えを表明した。大統領はまた、プラハ市内での演説で「違反は罰しなければならない」と述べ、強力な国際社会の対応が必要だと訴えた。核開発放棄を実現させるためにも、国際社会の一致団結した圧力が必要との認識を示した。 大統領は、「北朝鮮の弾道ミサイル技術の開発・拡散は、北東アジア地域および国際社会の平和と安全に脅威をもたらしている」と指摘。ミサイルの発射は、北朝鮮に対しあらゆるミサイル関連活動

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  • 北朝鮮ミサイルの「虚」と「実」 - 雪斎の随想録

    北朝鮮が踏み切ろうとしているのは、彼らの意図から推測する限り、他国とのビジネスのネタにするためのミサイル技術の証明である。要するに、北朝鮮は、人工衛星を打ち上げるに足るミサイル技術を持っているということを証明して、それを外貨獲得の手段として考えているのであろう。それは、大量破壊兵器拡散の防止という国際潮流に背を向けるものではあるけれども、北朝鮮には、「同情するならカネをくれ」といったところであろうかl この人工衛星打ち上げ、もといミサイル発射は、二つの場合に分けて考えるのが有益であろう。 北朝鮮がミサイル発射に成功した場合、日は、国連安保理に議論の場を移して対朝非難決議や対朝追加制裁決議の採択を粛々と模索するしかない。これには、日独自の追加経済制裁の発動が加わるであろう。逆にいえば、日ができることは、「ここまで」である。「右」の方の人々は、「北朝鮮に鉄槌を下してやれ」などと呼号するか

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    takanorikido
    takanorikido 2009/04/02
    故に、こうした虚仮脅しに一々、反応のするのも、率直に阿呆らしいことだといえよう。<ほんまですな。
  • 「最高の人材」の行き先 - 雪斎の随想録

    ■ それぞれの国々において、「最高の資質」を備えた人材は、どこに行くのか。 『ベスト・アンド・ブライテスト』を読み返して、考えることがある。 こういう話がある。 米国では、ウォール・ストリートに行った。 英国では、パブリック・スクールに行った。 そして、日では、「霞ヶ関」に行った。 どういうことであろうか。 米国は、「ビジネス」を目指す。資主義の総山では、大体、「カネ」が神になる。 英国では、「聖職」を目指す。英国では、ケンブリッジやオックスフォード出身の初等・中等学校教師は珍しくはないそうである。「ロンドンなど碌なところではない」という感覚の反映である。 日は、「官僚」を目指す。俗に「蛍雪の功」という。「蛍雪の功」の成った若者は、どこに行ったのか。この若者は、朝廷の大官になったのである。別に、大商人や大芸術家になったわけでではない。中国、朝鮮、日の極東アジア三ヵ国は、その点では

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  • 「セルフ・メイド・マン」の信条 - 雪斎の随想録

    ■ 暫く時間が空いた。異例のことであるけれども、芸能ネタで話を始める。 □ 嵐の二宮 脳性まひセールスマン演じる 2月1日9時56分配信 デイリースポーツ 嵐・二宮和也(25)が、TBS系のスペシャルドラマ「DOOR TO DOOR」(今春放送)に主演し、脳性まひによる障害を抱えながらもセールスマンとして活躍する青年を演じることが31日、分かった。二宮は、2006年3月放送の「少しは、恩返しができたかな」で難病と闘いながらも大学受験に挑む青年を、07年9月放送の「マラソン」で自閉症に負けずフルマラソンに挑戦した青年を熱演。今回が、感動ドラマ3部作の最終章となる。 ◇  ◇ シリーズ最終章となる「DOOR-」は、アメリカでの実話を基にしたベストセラー「Ten Things I Learned from Bill Porter」(邦題・きっと「イエス」と言ってもらえる)が原作。脳性まひのため、

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  • ソマリアの海賊、自由貿易の課題 - 雪斎の随想録

    ■ 経済案件に隠れているようであるけれども、この件は民主党はどうするつもりであろうか。 □ <海賊対策>民主幹事長「野党3党で統一見解」 1月23日21時20分配信 毎日新聞 民主党の鳩山由紀夫幹事長は23日の記者会見で、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で海上警備行動発令で海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針について「交戦規定や逮捕権などがオープンになっていない。簡単に認めてはならない」と指摘。「社民党や国民新党と極力歩調をそろえたい」と述べ、3党で統一見解をまとめる考えを示した。 鳩山氏の発言は、同日東京都内で開いた3党幹事長会談で、社民、国民新両党が「海賊対策ならば海上保安庁を軸にすべきだ」と政府方針に反対したことを受けたもの。鳩山氏は、海上保安庁の艦艇を派遣できる可能性について党内で議論するよう直嶋正行政調会長に指示。検討に入った。 ただ、民主党内では「国際協力活動であり国益に資する」

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  • 暁仙僧正による「親父の小言」 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日、届いた雑誌『諸君』の中で、猪瀬直樹・東京都副知事が、相馬藩大聖寺の暁仙僧正による訓戒38ヵ条を紹介していた。 その訓戒の中身は、次のようなものである。 朝の機嫌はよくしろ 人には腹を立てるな 恩は遠くから返せ 人には馬鹿にされてろ 稼業には精を出せ 年忌法事をしろ 働いて儲けて使え 人には貸してやれ 女房は早く持て ばくちは決して打つな 大飯は喰うな 自分に過信するな 大事は覚悟しておけ 戸締まりに気をつけろ 拾わば届け身につけるな 何事も身分相応にしろ 泣きごとを言うな 神仏はよく拝め 人の苦労は助けてやれ 火は粗末にするな 風吹きには遠出するな 年寄りはいたわれ 子の言うことは八九聞くな 初心は忘れるな 借りて使うな 不吉は言うべからず 難渋な人にほどこせ 義理は欠かすな 大酒は飲むな 判子はきつく断れ 貧乏は苦にするな 水は絶やさぬようにしろ 怪我と災は恥じと思え 小商もの

    暁仙僧正による「親父の小言」 - 雪斎の随想録
  • 言論家の「掟」 - 雪斎の随想録

    雪斎が言論家として心掛けていることは、結局のところは、一つしかない。 「自分が書くものは、聖上(天皇陛下)に奉呈する文章である」。 このブログのエントリーはともかくとして、少なくとも雑誌、新聞などの「表のメディア」に出す原稿を書くときは、そういう姿勢で手掛けている。 故に、そこからは、三つの「掟」が浮かび上がる。 第一に、メディアの論調に合わせて書く中身をを微妙に変えるようなことは、しない。 どこのメディアに書こうとも、常に一貫していることが大事であるl。 「あちらで書いた文章とこちらで書いた文章が違うように見えるが、何故か」と問い質されたときに、きちんと答えられないようなことをしてはならないということである。 そして、「蛸壺」に入って物事を論じる弊を避けるためにも、諸々の「政治運動」から距離を置く。 第二に、書く論稿の中身は、「建設的な意味」を持たなければならない。 「聖上に奉呈する文章

    言論家の「掟」 - 雪斎の随想録
    takanorikido
    takanorikido 2008/11/23
    天皇だけで反発する人も当然出るだろうけど、重要なことだと思うよ。別にヤーウェでもアッラーでもガイアでも天地神明でも自由意志でも宇宙でもなんでもいい。私利私欲以上の何かに捧げるために書くという気持ちは。
  • 田母神論稿の「正しさ」と「愚かさ」 - 雪斎の随想録

    ■ 田母神航空幕僚長更迭の件について記してみる。 雪斎も、件の論稿を読んでみた。 率直にいえば、雪斎は、この論稿には高い評価を与えられない。「不可」に限りなく近い「可」というところである。「不可」にしなかったのは、「自分と意見を異にする論稿は、否定的に評価する」真似は、したくないからである。少なくとも、懸賞論文で「最優秀」を取るようなものではあるまい。選考した人々の見識は、どうなっているのであろうか。 というのも、これは、雑誌『正論』辺りに載ったならば、航空幕僚長が書いたということを除けば、他の論稿に埋没するような「没個性的な」中身であるからである。とある漫画家の漫画に影響されて、保守論壇の作品に触れ始めた若者が、そういうものを必死になって真似して自前の論稿を書けば、こういうものができるという風情であろう。要するに、この論稿を航空幕僚長が書く「必然性」が、まったく判らないのである。 たとえ

    田母神論稿の「正しさ」と「愚かさ」 - 雪斎の随想録
  • ブログ運営停止のお知らせ - 雪斎の随想録

    ■ 日未明、「やってられないわ」という気分を表明したところであるけれども、段々、その気分が亢進したので、このブログの運営も潮時だなという想いも出てきた。 ということで、突然ではあるけれども、このブログの運営も相当な期間に渉り、停止することにする。 思えば、このブログの運営は、政治学者が世の「床屋政談」に付き合ってみるという趣旨で始めたものであったけれども、そうしたことにも、限界を感じている。誰か、雪斎のほかに、世の「床屋政談」に付き合おうとする政治学者がいれば、その活躍を期待するけれども、雪斎がその奇特な役割の一端を担いつづける必要もあるまい。 雪斎は、「永田町時代」から、仕えた愛知和男代議士の意向と無縁であることを強調しながら言論活動を続けてきたけれども、「永田町」から撤退して一年過ぎても、「永田町」とのつながりを云々する向きがあるのを知れば、「床屋」と「永田町」、あるいは「大学」を架

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  • 日本の位置 - 雪斎の随想録

    ■ このところ、昼間のテレビ東京系列で『大忠臣蔵』を放映していた。大石内蔵助を演じていたのが、三船敏郎さんである。よくよく考えれば、日の物語では、ナンバー2、3辺りの人物が主人公になる事例が多い。『忠臣蔵』は、その例である。『水戸黄門』も、「先の副将軍」が主人公である。 そういえば、雪斎が好きな映画『日の名残りは』は、英国貴族に仕えた執事の生涯を描いた作品であったけれども、この原作を書いたのも、カズオ・イシグロという日系英国人であった。 かんべえ殿やぐっちー殿の最新エントリーを読んでみて、日という国は、結局、こういう「家老」、「執事」という生き方がもっとも性に合っているのではないかと思うことがある。要するに、「覇権国家」と「他の大多数の国々」の間を取り持つ立場である。たとえば、米国のような「ピューリタンが作った覇権国家」と「イスラム国家」とが直接に交われば、「摩擦」が置きそうであるけれ

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    takanorikido
    takanorikido 2008/02/15
    共感できるけど唯一の問題は日本ほどそういう政治感覚がない国もないということだ。国内なら別だけど。
  • 佳きにつけ悪しきにつけ、我が祖国 - 雪斎の随想録

    ■ 「朝日新書」原稿の執筆作業が最終段階に入っている。「右」も「左」も頭に来る中身であろう。 ところで、懇意にしている編集者T氏から、次の記事を教えてもらった。 □ ニューヨーク・タイムズ、ネオコン論客をコラムニスト起用 【ワシントン=大塚隆一】30日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、新保守主義(ネオコン)を代表する論客のウィリアム・クリストル氏をコラムニストに起用すると報じた。7日付の紙面から週1回、コラムを執筆するという。 クリストル氏はイラク戦争を一貫して支持し、リベラル色の強い同紙の論調と真っ向から対立。同紙が2年前、米政府による国際金融取引の極秘監視活動を暴いた際も、国益を損なうとして訴追を求めるなど、批判の急先鋒(せんぽう)だった。 クリストル氏の起用にリベラル派の一部は猛反発しているが、同紙のコラム欄担当編集者は「異論を聞きたがらない人は大きな間違いを犯す」と主張。一方、敵陣

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  • 雪斎の随想録

    ■ 邦の党首・・総裁選挙よりも、国際政治上は、衝撃度の高い話になるかもしれない。 □ 中国系香港紙が異例の批判=外務省の習副主席取材予定変更 時事通信 9月11日(火)22時41分配信 【香港時事】中国系日刊紙・香港商報は11日、10日に予定されていた習近平国家副主席とデンマークのトーニングシュミット首相の会談がキャンセルされたことに関連して、中国外務省は事前に取材を受け入れると香港メディアなどに通知しておきながら、予定変更について何も説明しなかったと批判した。中国当局の指導下にある香港紙が中国当局を公然と批判するのは極めて異例。 また、中国系香港メディアは通常、中国メディアと同様、同国指導者の健康不安説に触れることはないが、香港商報は習副主席について「病気のうわさがある」と指摘した。 「次期国家主席」に異変が起こっているとすれば、相当に怖いことになりそうである。真相は判らない。病気説、

    雪斎の随想録
  • 小沢一郎の論理 - 雪斎の随想録

    ■ 今月の論壇では、間違いなく次の話が大いなる話題になることであろう。 □ 政権取れば国連部隊に参加=テロ対策で論文寄稿-小沢氏 10月5日21時1分配信 時事通信 民主党の小沢一郎代表は9日発売の月刊誌「世界」に、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題に関する論文を発表する。論文では給油活動に反対する理由を改めて説明する一方、国連決議に基づいてアフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)について「私が政権を取れば参加を実現したい」と明記している。 論文は「今こそ国際安全保障の原則確立を」と題し、国連関係者の論文への反論の体裁を取っている。政府の新テロ対策特別措置法案の国会提出を前に、ISAF参加を「対案」として示すことで、政権担当能力をアピールする狙いもありそうだ。 最初、見出しを視た時、「中公か文春に載せたのか」と思ったけれども、小沢論稿が載るのは、岩波の『世界』である。日

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