No.784 [ 週刊朝日2006年4月28日号 ] イラン軍事攻撃は米世界支配の終焉への道。米イラン正常化とイラク安定の共同歩調しか手はない イランのマフムード・アフマディネジャド大統領は、イランが「小規模の濃縮ウラン製造に成功した」と宣言し、「核技術保有国の一員となった。歴史的偉業だ」と語った。 イラン政府はこれに先立って、中部のナタンズにある地下の核施設で、3・5%の低濃縮ウランの製造を開始したと発表した。 ここには164基の遠心分離器が設置されている。それを今年中に工業用規模の3千基まで増やし、将来は生産能力を5万4千まで拡大する予定である。 もし、それを高濃縮に高めれば、イランは年間20個分の核弾頭を製造する能力を持つことになる。 アフマディネジャド大統領は「われわれは核兵器を追求しない。西側はイランの核平和利用の権利を尊重すべきだ」と述べている。しかし、米国はじめ欧米主要国は、
No.783 [ 週刊朝日2006年4月21日号 ] 世界どこへ行っても、ブッシュ政権の 民主主義推進外交への逆流が渦巻いている ブルッキングズ研究所の内輪の昼食会で、研究員やフェローからこんな発言が続いた。 「自由選挙を実施しても、ジャファリやハマス(注1)やモラレス(注2)のようなのばかりが当選するようでは、いったい何のための民主主義か、と国民はとまどいを隠せないでいる」 「自由選挙を一回やればそれで民主主義が仕上がりというのではない。民主主義を根付かせるには、選挙による政権交代も重要だが、もっと時間をかけて民主主義的機構をつくり、また、その前提としての経済を発展させ、中産階級を育てることが大切だ」 「米国は気に入らない国には、軍事力による体制転換を辞さずという姿勢だ。米国の言う民主主義は体制転換と同義語だと世界では見なされつつある。だから、米国が民主主義を錦の御旗にすればするほど米国
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く