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ブックマーク / keens.github.io (7)

  • moldを使うとRustのビルドが速くなる | κeenのHappy Hacκing Blog

    このエントリはRust Advent Calendarの2日目の記事です。 空いてる日を埋める担当のκeenです。2日目が空いてたので遡って記事を投稿します。 最近v1.0.0がリリースされたリンカ、moldを使うとビルドが高速化するよというお話です。 Rustのビルド、特にインクリメンタルビルドにおいてはRustコンパイラの速さと同じくらいリンカの速度がコンパイル時間に影響します。 この最後のバイナリを作る時間は意外と効いてきます。 具体例としてActix Webにあるexample、 basic をインクリメンタルビルドする例をみてみましょう。 この basic はたった42行の小さなアプリケーションです。 ただし、依存に Actix Webという巨大なライブラリを使っているので最終的なバイナリには非常に多くのコードが含まれます。フレームワークを使ってアプリケーションを開発してるときに

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    takashabe
    takashabe 2021/12/20
  • プログラミング言語の未来はどうなるか | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。最近JEITAのソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ2020に参加したんですが、そこで五十嵐先生、柴田さん、Matzとパネルティスカッションをしました。その議論が面白かったので個人的に話を広げようと思います。 年末年始休暇に書き始めたんですが体調を崩したりと色々あって執筆に時間がかかってしまいました。 時間を置いて文章を書き足していったので継ぎ接ぎ感のある文体になってるかもしれませんがご容赦下さい。 というのを踏まえて以下をお読み下さい。 いくつか議題があったのですが、ここで拾うのは一番最後の「プログラミング言語の未来はどうなるか」という話題です。 アーカイブが1月末まで残るようです。もうあと数日しかありませんが間に合うかたはご覧下さい。 そのとき各人の回答を要約すると以下でした。 五十嵐先生:DSLを簡単に作れる言語というのが重要。それとプログラム検証、プログラム

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    takashabe 2021/01/27
  • JITあれこれ | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。遅刻してしまいましたがこのエントリーは 言語実装 Advent Calendar 2018 1日目の記事です。 最近私の観測範囲内でJITが流行っているのですが一口にJITと言っても色々あるよなーと思ったので私がJITについて知っていることをグダクダ話します。 このブログでも何度がJITや周辺技術について取り上げてますが話の流れがスムーズになるので最初から説明していきます。 2018-12-03: 加筆修正しました。差分はこちら JITって? Just in Time(コンパイル)のことで、日語にすると「間に合ってコンパイル」になりますかね。 インタプリタの高速化テクニックの1つです。 最初はインタプリタのようにコードをコンパイルせずプロセスが起動しますが、メソッドを実行するまでにはメソッドをコンパイルして、ネイティブコードで実行する方式です。 来ならJITはこのような意

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    takashabe 2018/12/02
  • isucon7予選のアプリをRustに移植したから解説するね | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。こういう流れがあったので移植しました。 keenさんが「2028年、Rust でイケてる web application framework はこれだ!」みたいな記事を書くとと "余力" が生まれるかもしれません…!! — FUJI Goro (@__gfx__) 2018年8月28日 まずISUCONを知らない方に雑に説明しておくと、意図的に遅く作られたWebアプリケーションが与えられるので7時間くらいでどれくらい高速化できるかを競うコンテストです。 このお題のWebアプリケーションが参加者や流行りに合わせて複数言語で提供されるのですが、今年はRustが来そうだということで参加者の肩慣らしのために過去問を移植しましたというお話。 ひとまずソースコードは こちら 手元でベンチマークをしてみた限り、Pythonの2倍くらいは速いもののGoには劣るようでした。これの考察については

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  • 雰囲気でシェルを使っている人のためのシェル入門 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。雰囲気でシェルを使ってる人が多いとのことだったので少しばかり込み入った知識を。 あと一応POSIX準拠かどうかも気にしながらやっていきます。 基礎知識編 シェルの種類 まず、POSIXにシェルが定義されています。 これに最低限の機能で準拠しているものをPOSIXシェルと呼ぶことにします。いわゆる/bin/shです。具体的な実装はbsh、ash、dashあたりでしょうか。 最低限の機能以上に色々拡張されているシェルを拡張POSIXシェルと呼ぶことにします。具体的な実装はbash、zsh、kshなどでしょうか。 ここでは触れませんがPOSIX準拠でないシェルも存在してcshやtcshなどのシェルがあります。あと確か最近話題のfishも違ったような。 さて、1つ問題になるのは普段使いのコマンドラインはおおむね拡張POSIXシェルでしょうが、サーバで使うシェルやデプロイスクリプトで呼

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  • 非同期とノンブロッキングとあと何か | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。最近同期/非同期、ブロッキング/ノンブロッキング、直接形式/継続渡し形式あたりが混乱してきたので個人的に整理します。 あくまで私個人の理解を纏めただけなので誤謬などに注意して下さい。 追記: @tanaka_akrさんから指摘されたのですが、用語の説明が間違っていそうだったので書き直しました。 diffはこちら 非同期とノンブロッキングはよく混同されます。また、非同期処理の記述形式として直接形式や継続渡し形式などがあります。 私自身違う言葉だなとは思いつつも混同したり違いを忘れたりしています。 非同期もノンブロッキングもナイーブなIOに比べると速い方式だな程度の理解でいてそんなに困らないと思ってますし混同や誤用に目くじらを立てるつもりもありません。 しかしながら3者を区別しないと意味を成さない文脈で3者を混同している技術を何度か見掛けたので(自分の中で)整理しようと思ったのが

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  • メモリとスタックとヒープとプログラミング言語 | κeenのHappy Hacκing Blog

    κeenです。 今回の話は別にRustに限ったものではないのですが、よくRustを始めたばかりの人がスタックとヒープが分からないと言っているのをみかけるので少しメモリの話をしますね。 厳密な話というよりは雰囲気を掴んで欲しいという感じです。 メモリは配列 プログラム(プロセス)のメモリには実行するプログラム(機械語)やグローバル変数/定数、関数の引数やローカル変数、その他プログラムで使うデータ領域などを置きます。 プロセスに割り当てられるメモリというのは、1つの巨大なのっぺらな配列みたいなものです。サイズも決まってます。64bit OSなら2^64 byteです。 0 2^64 +--------------- ----+ | | | | | ~~ | | +--------------- ----+ これは仮想的なメモリなので実際の物理メモリに2^64 byteの配列がドンと確保される訳

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