安全なファイル書き込みのための定石 これは本来ならXMLプログラミングとは関係のない定石ともいえるが、初心者や、データをRDBMSに保存することに慣れきったプログラマが引っかかる恐れのある問題なので、ここで取り上げることにする。ファイルとして保存されているXML文書を更新するときに、ディスクの残り容量が足りない場合の配慮である。この異常ケースは、しばしば対応を見落としがちになる。筆者も見落とすことがある。そのため、定石としていつも実行するように習慣付ける方がよいだろう。 さて、本題に入ろう。どんなディスクであろうとファイルを書き込み続ければ、いつかディスクがいっぱいになり、残り空き容量が尽きてなくなる。RDBMSであれば、そのようなケースへの対策はきちんと取られていると思うので、ディスクに残り空き容量がない状態でデータを追加しようとしても、ただ追加が失敗するだけで、既存のデータが破壊された