弥生とマイクロソフトは3月26日、ITの導入によって中小規模事業者の業務効率化を促進する分野で協業したと発表した。両社で同分野の啓もう活動などを行うほか、「弥生SaaS(仮称)」(以下、弥生SaaS)をWindows Azure上で提供すると発表した。 協業によって、3年間で36万社の“業務IT化”を推進 現在、日本の企業総数は420万社で、そのうち従業員300人以下の企業が99.7%を占める。弥生ユーザーは、1人の企業が38%、2~5人の企業が38%、5~10人の企業が11%で、10名以下が全体の87%を占めるという。 このような中小企業の会計・経理業務は、小規模になればなるほど外部委託しているものの、20名以下の企業では75%が経理業務を何らかの形で社内処理している。しかし、その処理方法は小さい企業ほど手作業が多い。例えば、会計業務の場合、1~19名規模の企業では39%が「手書き」で一