私鉄やバスなどの労働組合でつくる産業別労組「私鉄総連」は14日、鹿児島県で中央委員会を開き、契約社員やパートなど非正社員の福利厚生の水準を正社員並みに引き上げるよう、秋の労使交渉で会社側に要求することを正式に決定した。 産業別労組が、正社員と非正社員の福利厚生の格差解消を統一要求に盛り込むのは珍しく、私鉄総連では「非正社員にとっても、少しでも働きやすい職場づくりに努めたい」としている。 統一要求ではこのほか、〈1〉残業代の引き上げ〈2〉有給休暇の時間単位での取得――なども盛り込まれた。要求実現のため、ストライキを設定して交渉に臨む方針。