イソギンチャクと共生する魚として知られるクマノミ。そのクマノミがイソギンチャクを食べる珍しい瞬間が、伊豆大島で撮影されました。 一方で、近づくほかの魚を追い払い、イソギンチャクが食べられないよう守っています。こうした関係は、共生と呼ばれています。 今回、NHKのカメラマンが伊豆大島の海で撮影したのは、クマノミが、そのイソギンチャクを食べるところです。 体長5センチほどのオスのクマノミが、身を寄せていたイソギンチャクの触手を根元から食いちぎり、そのまま食べてしまいました。 クマノミの生態や行動を20年以上研究している滋賀大学の服部昭尚教授によりますと、クマノミの主な餌は動物プランクトンで、イソギンチャクをつつくことはあるものの、触手をまるごと食べるところは見たことがないということです。 服部教授は「非常に珍しいクマノミのこの行動は、共生しているイソギンチャクを弱らせてしまいかねないものですが
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