鉄道事業者が設置したのではない非正規の踏切を「勝手踏切」と呼びますが、この数が全国最多なのが愛媛県です。伊予鉄の沿線にも多く存在し、ある場所はフェンス状の門まで付けられています。 都道府県ごとに算出された「勝手踏切」の数 昨2021年9月、山添拓参議院議員が埼玉県内で「勝手踏切」を渡ったとして書類送検されたことが報じられました。「勝手踏切」とは、鉄道事業者が設置した正式な踏切ではなく、地域住民などが慣例的に通行している非正規の踏切を指します。 拡大画像 伊予鉄横河原線(画像:写真AC)。 時代とともに数を減らしているとはいえ、それでも国土交通省の調査によると、2021年1月の時点で全国に1万7066か所もあるそう。これらも年を経れば廃止されることが予想されますが、地域の事情を勘案すると、簡単に廃止が進まない可能性があるものも存在します。 元衆議院議員の津村啓介氏は、現職時代に「勝手踏切」を