米首都ワシントンのリンカーン記念堂を訪れた観光客ら(2021年5月14日撮影)。(c)JIM WATSON / AFP 【5月15日 AFP】世界保健機関(WHO)は14日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた後でも、感染が拡大している地域ではマスクを着用すべきだという見解を示した。 WHOはAFPに送ったメールで、「ワクチンは命を救うものだが、それだけでは十分ではない」と説明した。米疾病対策センター(CDC)は13日に新型コロナウイルスワクチンの接種が完了した人に対し、屋内でのマスク着用義務を解除すると発表しているが、WHOは、米国の状況について具体的なコメントは控えた。 しかし、WHOの主任科学者のソーミャ・スワミネイサン(Soumya Swaminathan)氏は、ワクチンは「感染予防に対して100%の効果はない」と強調する。 「ワクチンを接種しても、無症状か軽症、あるいは中程度