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2012年6月22日のブックマーク (3件)

  • SYNODOS JOURNAL : 現代民主主義の困窮を希望にすり替える:山崎望「来たるべきデモクラシー――暴力と排除に抗して」書評 吉田徹

    2012/6/229:0 現代民主主義の困窮を希望にすり替える:山崎望「来たるべきデモクラシー――暴力と排除に抗して」書評 吉田徹 民主主義がかつてのような輝きを失ってから久しい。2000年代のページがめくられてから、大きな問題として浮上してきたのが、民主主義という政治制度に対する疑念や不信である。冷戦の終焉によって、民主主義は揺るぎない原則となり、世界大に拡大した。その途端に民主主義が苦難を抱えるようになったというのは、皮肉としか言いようがない。  例えば、「アラブの春」でチュニジアやエジプトといった国は、絵に描いたかのように、そして多くの民主主義者の理想を体現するかのように、大衆蜂起によって民主化を成し遂げた。しかし、その途端にイスラム主義勢力が台頭し、選挙で多数を占めるような状況を迎えようとしている。民主化は民主主義とイコール、少なくとも世俗的な民主主義のイメージと異なるものを生もう

  • SYNODOS JOURNAL : 「被災の経験を悲劇にしないために」のブックリスト

    2012/6/209:0 「被災の経験を悲劇にしないために」のブックリスト 青山ブックセンターにて、現在、「復興アリーナ」ブックフェアを開催中です。 お近くに来られた方は、ぜひ足をお運びください。 以下、選者のコメント付きで、推薦図書を掲載いたします。 ■荻上チキ推薦図書 遺体―震災、津波の果てに 著者:石井 光太 販売元:新潮社 (2011-10) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 気鋭のノンフィクション作家、石井光太による渾身のルポ。釜石の遺体安置所で遺体管理業務に携わっていた人たちの足取りを振り返り、震災、津波災害の重さを心に刻みつけるもの。災後ルポのベスト作品。この光景から立ち上がろうとしている、その事実をまずは共有したいと思う。 検証 東日大震災の流言・デマ (光文社新書) 著者:荻上 チキ 販売元:光文社 (2011-05-17) 販売元:Amazon.co.

  • SYNODOS JOURNAL : 震災/原発事故後の「政治」 稲葉振一郎

    2012/6/219:0 震災/原発事故後の「政治」 稲葉振一郎 ■高木仁三郎氏に感じた「違和感」 今回の東日大震災は十分にひどい経験であった。いや、過去形にしてはならない。未だにそれは進行中である。 それは従来日が経験したほとんどの自然災害と異なり、その被害が局地的にコミュニティを破壊するだけにとどまらず、複数のコミュニティに同時に襲い掛かり、かつそれらを結ぶネットワークをも寸断した。 正直言ってぼくはロジスティックス、物流というものを舐めていた。1個単位で商品の動向を把握するPOSが象徴する物流システムの洗練に、すっかり油断させられていた。日を含めた先進国において、電子的なデータ通信ならともかく、ものの流通がこれほど深刻に滞り、人命を危機にさらすようなことが起こりうるとは、正直想像さえしていなかった。しかしもちろん忘れてはならないのは、東京電力、福島第一原子力発電所の致命的な事故

    takehiko-i-hayashi
    takehiko-i-hayashi 2012/06/22
    そういう学者のコミットメントは結局「価値の対立」に易易と飲み込まれてしまうのではないだろうか→ http://d.hatena.ne.jp/takehiko-i-hayashi/20111205/1323054083 /堂々巡りの脱却には何らかの制度的仕組みを噛ます必要があると思う