練り上げたプレゼンの技が、フィールドで鍛えた研究の力が、通じない。国際学会を終えたバッタ博士は打ちのめされていた。だが、我らがバッタ博士は、そのまま敗れ去るような男ではない。手応えも、確かにあった。とりあえず、モテたし。(インタビュー・構成=プレジデントオンライン編集部) 博士はなぜヘコんだのか 学会参加者同士で親睦を深める小旅行にて。前野「今回は昆明の街からバスで2時間くらいのところにある観光地、石林(せきりん。ストーン・フォレスト)に行きました。ビルみたいにデカい石が林のようになっている公園でした。かなりデカい公園で、本気で歩くと3日かかるそうです」(撮影=前野ウルド浩太郎) ――前回のインタビューで、博士は「ヘコんで帰ってきました」とうなだれていました。何が原因ですか。 前野「……英語ですね。英語が自分はぜんぜん駄目なんだと。ネイティブの人たちが持っているものとは違う。足元にも及ばな
![初めてハンサムと言われた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f79fadbe0464fd42c43bd134b47cd30631409af/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F6%2F1200wm%2Fimg_a62d2320070c515cf038522c8fe4a09a25903.jpg)