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2017年5月29日のブックマーク (4件)

  • 受動喫煙防止法について論点整理②:サイエンス × 価値観 ≒ 政治でつくるザッカーバーグ的理想世界 - Unboundedly

    なんだか壮大なタイトルになりました(笑) 前回は「受動喫煙による健康影響・死亡数」なるものがどうやって計算されていてるか、どの程度信用できる数字なのかについて整理しました。この辺りは、私の専門性が少しだけ活きてくる部分であり、(少なくとも私が定義する範囲で)”科学的”な議論であったと思います。 今回は「じゃあ受動喫煙が健康に対して多かれ少なかれ影響があるとして、多くの人の”自由”を犠牲にコストをかけて対策するほどのことなのか」「受動喫煙対策をするとして、室内全面禁煙が当に妥当なのか。やりすぎではないか」といった部分について私の個人的な意見を述べたいと思います。なぜ個人的な意見と強調したかというと、後でも述べますがこれらのトピックは科学”だけ”でものを言うのが難しい領域であり、必ず一定程度の主観的な価値判断が入ると私は考えていますので、そのように読んでいただけると幸いです。すなわち、こいつ

    受動喫煙防止法について論点整理②:サイエンス × 価値観 ≒ 政治でつくるザッカーバーグ的理想世界 - Unboundedly
    takehiko-i-hayashi
    takehiko-i-hayashi 2017/05/29
    良記事/ 専門家は「不確実性を示さないこと」で世論を一定方向に誘導することが潜在的に可能なのです。私はそれは民主主義にとってのチートだと考えます。専門家は専門知の持つ権力性に対して自覚的であってほしい
  • 受動喫煙についての研究のメモ(坪谷透氏) – 医療政策学×医療経済学

    東北大学の坪谷透氏が、受動喫煙に関する研究をまとめて下さったので、許可を取ってここでご紹介いたします。以下、坪谷氏のフェイスブックからの転載になります。 ***** 疫学会のMLで、今村さん@英国ケンブリッジと、国立がん研究センターの片野田さんが、たくさん情報提供してくれたのでまとめ。知らないこともたくさんあるなぁ。 こういう議論が不要になる世の中が、早く来ることを願ってやみません。研究者のエネルギーはもっと生産的なことに使いたいと思います。 ■受動喫煙の悪影響について: ・次のメタ解析のような結果を反映してのエビデンスが重要と捉えられているようだが、関与している疫学研究は対照比例研究を含み、社会的因子や生活習慣の因子など交絡因子の調整が不十分でさらに出版バイアスも疑われ残念ながら質が低い。 Hori et al., Jpn J Clin Oncol, 2016 https://www.n

    受動喫煙についての研究のメモ(坪谷透氏) – 医療政策学×医療経済学
    takehiko-i-hayashi
    takehiko-i-hayashi 2017/05/29
    これも良記事!かなりバランスの取れた筆致だと思う。皆に一読をオススメしたい
  • 科学者はどのように「不完全なエビデンス」を国民に伝えるべきか?

    ツイッターなどで、科学者はどのように不完全なエビデンスを国民に伝えるべきかという議論が盛り上がっています。そのきっかけの一つになったのは、こちらの私のツイートだと思います。 大事なことなので何度でも言います。35分に1人が他人のたばこの煙で亡くなっています。今回のチャンスを逃したら、今後10~20年はチャンスは来ないと思っています。国民の声は必ず届きます、今こそ声を上げましょう。#たばこ煙害死なくそう https://t.co/jOXevFxkPe — 津川友介 (@yusuke_tsugawa) 2017年5月24日 この「35分に1人」という数字は、日で年間15,000人の人が受動喫煙によって亡くなっているという研究結果から来ています。これに対して、以下のように様々なコメントを頂きました。結論から言うと、この15,000人という数字はそれほど科学的根拠の強いものではないのではないか、

    科学者はどのように「不完全なエビデンス」を国民に伝えるべきか?
    takehiko-i-hayashi
    takehiko-i-hayashi 2017/05/29
    私の発言に誤解があるようなので一応。私が言及した自分のブログ記事は2011年の記事でもあり、今回の件の津川さんへの言及を意図したものではありません。詳しくは→ https://twitter.com/takehikohayashi/status/869032937294974977
  • 受動喫煙防止法について論点整理①:受動喫煙による健康リスク・死亡者数の推定はどのくらい信用できるか? - Unboundedly

    受動喫煙の防止策として、室内全面禁煙を目指す厚労省側とそれに反発する自民たばこ議連が争っています。件に関しTwitter上でも、なかなか面白いディスカッションがおきています。 室内禁煙による受動喫煙対策は「科学的根拠(エビデンス)」に基づくものであり、国際的なスタンダードとなっているため実施すべきであるとする(私自身を含めた)公衆衛生・医療関係者らの主張に対して、経済学者・統計学者の方々から辛辣なご批判が届いています。 指摘されている内容を読んでみると、たしかに言っていることに一理ある。というか指摘はおおむね”正しい”のです。やはり経済学者はデータ分析に厳しい。とても素晴らしいことだと思いますし、私も彼らを尊敬し、そのようになりたいと日々思って勉強しています。しかし今回の件に関する批判はごもっともとして、あたかも「室内禁煙は支持するデータは全くのデタラメで信用ならん。やはり禁煙なんてすべ

    受動喫煙防止法について論点整理①:受動喫煙による健康リスク・死亡者数の推定はどのくらい信用できるか? - Unboundedly
    takehiko-i-hayashi
    takehiko-i-hayashi 2017/05/29
    これは素晴らしい記事!感度分析の大事さがよく分かる