「自撮り女子」として有名な女性、りょかちさん。女性としての自分に自信がなく、あるとき飛び込んだのは祇園のクラブ。そこで知ったのは、カワイイは努力でつくれること、そしてカワイイを磨くことは、自分と誰かが機嫌よく生きる手助けになることでした。 「自撮り女子」としてインターネットで自分のことが話題になり始めた頃、「自撮り」じゃない自分のことも好きになりたくて、祇園のクラブに飛び込んだことがある。 当時の私は、というか、社会人になってしばらく経つまで、とにかく女性としての自分に自信がなかった。小学生の頃は学年で一番太っていたし、今でもそこまで痩せたわけじゃないし、笑うのが下手で写真を撮られるのはすごく嫌いだったし、おしゃれでもないし……というふうに、自分を肯定するための術をひとつも持っていなかった。 いくら「自撮り美女」としてメディアに取り上げられても、SNSを通してたくさんの人が私の偶像に「いい