もう一つの独立変数がデータを歪ませる 2017年3月30日 著者: 竹洞 陽一郎 Google Analytics、Adobe Analyticsなどを使って、Webサイトのアクセス解析をする重要性は、今や広く認知されています。 ウェブ解析士のような民間資格も広く認知されており、20,000名を超える人が受講しているそうです。 ページビュー、滞在時間、直帰率、コンバージョン率など、様々な指標値を駆使してWebサイトのコンテンツの改善を行います。 しかし、そのデータは、本当に信頼できるデータなのでしょうか? 因果関係を狭い範囲で捉えてしまうと、データは、人を思わぬ間違いへと導いてしまうのです。 実験と観察 一言に、「データの取得」と言っても、実は、統計学的には、データ取得の関わり方によって、種類が異なります。 実験 調査対象で、原因となる要素(因子と言います)を制御して(介入といいます)調査