「女王」を「ジョーオー」と読んだら、間違っていると指摘されました。 「ジョーオー」と言う人もいますが、放送では「ジョオー」と言うことになっています 女は「ジョ」、王は「オー」としか読まないから「ジョオー」なのだ、と言ってしまえばそれまでなのですが、実は事態は少々複雑なのです。 日本語の二字漢語(漢字二字からなる音読みのことば)の中には、それぞれの漢字どおりの読み方をしないものが例外的にいくつかあります。 夫+婦=夫婦(フーフ) 詩+歌=詩歌(シーカ) 女+房=女房(ニョーボー) 披+露=披露(ヒロー) 上の例は、それぞれの漢字をそのまま読んだとしたら「フフ、シカ、ニョボー、ヒロ」となるはずです。しかし、元の漢字にはない長音(ー)が付け加えられており、放送でもそのように読むことになっています。 「女王」を「ジョーオー」と言うのも、これと同じことです。では、なぜ「フーフ」はよくて、「ジョーオー