台湾南部高雄市で1日午前0時(日本時間同1時)前、大規模なガス爆発があり、消防当局によると、22人が死亡、270人が負傷した。市内の2~3平方キロの幅広い地域で相次いで爆発が発生。数時間前からガス漏れの通報が寄せられていたという。 地元テレビは、市内各所で猛烈な勢いの火柱が上がる様子や、道路が広範囲で陥没した現場の映像を放送した。政府は軍なども投入し、周辺住民の救出や避難の作業に当たった。 日本の対台湾窓口機関、交流協会高雄事務所によると、日本人の被害は確認されていない。 高雄市は人口約280万人で、南部の最大都市。交流協会高雄事務所によると、居留邦人は約1300人。日系企業約170社が進出し、日本人学校もある。