鉄道車両、防犯カメラ義務化へ 京王線事件など受け―国交省 2021年12月03日12時59分 新幹線の車両「N700S」の車内に設置されている防犯カメラ=2020年6月 走行中の京王線の車内で乗客がナイフで刺されるなど、鉄道車両内での襲撃事件が相次いでいることを受け、国土交通省は3日、鉄道各社が今後、新たに導入する列車内に防犯カメラの設置を義務付ける方針を決めた。 容疑者、「誰も死なず残念」 京王線刺傷、殺人未遂容疑で再逮捕―警視庁 同省によると、防犯カメラの設置率は各社によって差があり、10月に襲撃事件が起きた京王線の列車内には設置されていなかった。設置によって事件の抑止や、発生時の早期の状況把握につなげたい考えだ。 車両設備を定める鉄道営業法の省令改正を行う方向で検討。対象路線やカメラの機能など、詳細は有識者らによる検討会で議論する。 このほか、車内にある緊急通報装置や、非常時に手動で