トルコ最大の都市イスタンブールで、アジアとヨーロッパをつなぐ海底トンネルを走る地下鉄が、29日開通し、慢性的な交通渋滞に悩む地元の人々の新たな交通手段として期待されています。 アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡を結ぶトンネルの整備事業は、海底部分がおよそ1.4キロ、陸上部分も含めると総延長で13.6キロに及ぶ巨大プロジェクトで、日本の円借款で作られました。 トルコの建国記念日に当たる29日、イスタンブールのアジア側の広場ではトンネルを走る地下鉄の開通を祝う式典が行われ、安倍総理大臣やトルコのエルドアン首相らが出席しました。 エルドアン首相は日本の支援に謝意を示したうえで、「長年にわたりトルコの人々が抱いてきた夢が現実のものとなった。このトンネルは2つの大陸をつなぐだけでなく、人々や国どうしをつなぐものだ」と述べました。 テープカットに続いて、安倍総理大臣ら各国の要人が一番列車に乗り込