マツダのロータリーエンジンを語るうえで外せないクルマのなかの1台が、初の3ローターを搭載した量販車「ユーノスコスモ」でしょう。加速も燃費もド迫力だったといいますが、当時の若者はこれをどう受け止めていたのでしょうか。 3ローターのインパクト! 1980年代後半から1990年代にかけて、今でも語り継がれる名車が続々発売されました。そのなかでも、ひときわ「語れるクルマ」として名を残している1台が、マツダ「ユーノスコスモ」です。 1990年4月発売、マツダ「ユーノスコスモ」。(画像:マツダ)。 1990(平成2)年というマツダの多チャンネル化全盛期、高級プレミアム「ユーノス」のフラグシップ・モデルとして、「ユーノスコスモ」は誕生しました。「高級パーソナルクーペ」と銘打たれ、3ナンバー専用の2ドアクーペボディに、新開発のシーケンシャル・ツインターボチャージャー付き高性能ロータリーエンジン「3ローター