サッカーのワールドカップ(W杯)で観客の多くが吹き鳴らす「ブブゼラ」の音だけをカットし、試合を放映することにフランスのケーブルテレビ、カナル・プリュスが成功した。AP通信が17日伝えた。 ブブゼラの音は試合を盛り上げる一方で、常時鳴っているのは耳障りとの声もある。 同テレビによると、映画産業が音響効果で使う装置を用いて、ブブゼラが発する特定の周波数だけを除去。アナウンサーの音声や歓声はそのまま伝わるという。 15日に局内でテストを行い、17日のアルゼンチン対韓国戦で実際に放映したところ、「ほぼ完ぺき」(スポーツ担当局長)な結果が得られたという。(共同)