新年度にH2Aロケットで打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」をテーマにしたCG映画が今夏の公開に向けて制作の大詰めを迎えている。打ち上げシーンの臨場感などを確認しようと、監督の上坂浩光さん(54)が26日、鹿児島・種子島に入った。28日には実際の打ち上げを種子島宇宙センターから見守る予定。上坂さんは「体感したものを映画のラストに生かしたい」と話している。 前作の「HAYABUSA ―BACK TO THE EARTH―」は、「はやぶさ」帰還の前年の2009年4月に公開され、「はやぶさ」フィーバーのきっかけの一つになった。これに続くように、3本の実写映画も作られた。 今回の「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」は、「はやぶさ」が豪州上空で燃え尽きたシーンから始まり、ロケットや宇宙開発史をひもときながら、後継機が再び宇宙に挑むまでを描く。