venova - 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 世の中の表現者志望者には大まかに分けて、 「肩書きが欲しい人」と「表現しないと(たぶん)死ぬ人」の二種類いて、 この映画に出てくる姉は前者で、妹は後者なんだけど。 これはいい説明だなあ。「者」が二回あるのが気になったので記事タイトルは「志望」にした。 小説版は後者マンセーというか、前者が嫌いなのかなあという描写でしたが、 映画の場合は「ダメ家族の面白さを漫画にしたくてしたくて仕方が無い妹」を見て、 姉は気づいた訳ですね、ずっと欲しがっていた「私だけを必要としてくれる家族」は妹だということに。それが姉の救いになっている。 映画は予告を見ていて気になっていたんだけど面白そう。