一九六九年から、三、四本の短編アニメをまとめて上映していた「東映まんがまつり」。「アニメまつり」「アニメフェア」と名前をかえて二〇〇二年まで続いた。アニメ映画の流行が長編ものに移行し、伝統は途絶えたが、この秋、「とびだす!3D 東映アニメまつり」として帰ってくる。復活のカギは、今年が“元年”といわれている立体(3D)CG。国産初の劇場用立体アニメで、「まんがまつり」が担っていた「子どもが人生で初めて見る映画」を目指す。 (宮崎美紀子) 十月三日から、「Tジョイ」「ワーナーマイカル」など立体映画の上映設備がある全国約九十館で封切られる「東映アニメまつり」は、三十分の新作「きかんしゃ やえもん」と、七〜十四分の短編「ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の幽霊電車」「デジモングランプリ!」「デジモンセイバーズ3D」の三本を合わせた計四本立て。 今年はアニメ「ボルト」や、年末公開のジェームズ・キャメロン監督「ア