12日午後6時40分ごろ、神奈川県三浦市の三崎港の「三浦市超低温魚市場冷蔵庫」の従業員から、「冷蔵倉庫から煙が出ている」との110番通報があった。火事は同10時20分ごろに鎮火し、けが人はいなかった。倉庫は鉄筋3階建てで延べ床面積約4700平方メートル。うち約1600平方メートルが焼けたとみられる。 市場管理事務所などによると、三崎港で水揚げした冷凍マグロ約700トン(約1万1千匹)が保管されていた。ほとんどがメバチマグロで、水揚げ後に仲買人が落札し、マイナス40〜60度で保管されていたという。倉庫内にあったマグロ全体の市場価格は約6億3千万円相当という。市場関係者や三崎署員らが被害を詳しく調べている。