【シンガポール=塚本和人】南の島で「世界最高の仕事」はいかがですか――。オーストラリア北部クインズランド州が、サンゴ礁に浮かぶ離島に半年暮らし、島の魅力をブログなどを通じて伝える「管理人」をネット上で募集したところ、世界各地から3万人余りの応募者が殺到。日本人女性1人を含む16人が最終選考に残った。 同州観光公社が1月から、「世界最高の仕事」と銘打って募集を始めたのは、グレートバリアリーフにあるハミルトン島に半年間暮らして情報発信すること。報酬は半年の契約期間で15万豪ドル(約1千40万円)。日本からも400人以上が申し込んだという。 送られたビデオなどを通じてプレゼンテーション能力などを基準に絞り込み、東京出身の小林美絵子さん(31)のほか、中国やインドなどアジア各地、欧米からの男女16人が5月3日から現地で行われる最終選考に臨む。管理人に選ばれれば、7月から同観光公社職員として島で