【ロサンゼルス=堀内隆】1953年の同じ日に米オレゴン州の同じ病院で生まれた2人の女の子が、実は病院内で取り違えられ、別人として生きてきたことが分かった。決め手になったのはDNA検査。2人は最近再会し、交流を深めている。 2人はケイレン・クオールズさんとディアン・シェイファーさん。オレゴンの地元紙によると、シェイファーさんの母親は出産当時、「病院の看護師が赤ん坊を取り違えた」と周囲に訴えていたが、病院には取り合ってもらえなかった。双方の母親を知るという86歳の女性が最近になってクオールズさんの兄弟に電話し、当時の事情を伝えた。 4月、2人はそろってワシントン州でDNA検査を受け、クオールズさんと「兄弟」のつながりはほぼゼロ、一方シェイファーさんがクオールズさんの家族と血縁がある可能性は99.99%と出た。 クオールズさんは今、生まれ故郷の銀行で働き、シェイファーさんは隣のワシントン州