山口県山陽小野田市が今月、税金の滞納者から差し押さえた人気アニメなどのフィギュア(人形)21点をインターネット公売にかける。アニメファンからは「集めた人の努力を思うと悲しくなるが、自業自得」との声も上がる。5日には市役所で下見会がある。 公売にかけるのは、「けいおん!!」「To LOVEる―とらぶる―」「初音ミク」などのフィギュア。ほとんどをセット売りにしており、最低落札価格は400~2240円。ネット上では「オークションに出せばそこそこの値段がつくと知っている人が役所にいて良かった」「血も涙もない」「身売りみたい」といった反応が相次いだ。 同市の市税滞納額は昨年度末現在で約3億9800万円。市は、差し押さえ品を売って未納分に充てるネット公売に昨年11月から本格的に乗り出した。フィギュアを売るのは初めてだ。担当者は「多くの方に参加してもらいたい」と話す。 入札はヤフーの「官公庁オークション