千葉県警は4日、「銀行のプレミアム会員になると、利息が上がる」などという口実でキャッシュカードや現金をだまし取る新たな手口の振り込め詐欺事件が、7月に4件発生したと発表した。 県警によると、息子を名乗る男が電話で「銀行のプレミアム会員になると、利息が上がる」と切り出し、「キャッシュカードを新しいものと交換し、口座に入金すれば会員になれるので、現金を用意してほしい」などと説明しながら口座番号、暗証番号、残高などを聞き出す。その後、銀行員を名乗る男が現金とカードを受け取りに現れるという。 4件の被害額は、カードを使って口座から引き出したものも含めて計2550万円に上る。県警では「現金とキャッシュカードの両方を取られ、財産を根こそぎ奪われる可能性が高い」と注意を呼びかけている。