平成20年度に文化庁が行った調査によると、1か月に1冊も本を読まない人の割合は、各年代の中で60歳以上が55.5%と最も高くなっています。 こうした中、「電子書籍」が読書の楽しみを持ち続けたいという高齢者の強い味方になっています。 山梨県中央市の介護施設に暮らす、望月幸子さん(89)。 熱心に見つめているのは、電子書籍。 電子書籍なら文字を大きくできるので、年をとって目が悪くなっても読むことが出来ます。 「もうこれにはまっちゃって、絶対的なものですね。」といいます。 もともと本が大好きだった望月さん、介護施設にたくさん持ってきましたが、整理がおっくうで読まなくなりました。 ひとりで外出することもなかなか難しく、まとめて買おうにも重くて大変です。 しかし、電子書籍なら重さに悩まされることもなく、本も簡単に整理できます。 「歩くのは年をとるとくたびれる。本を読めること、買いに行かな