マーケティングの本質は戦争だ。それ以上に的確なメタファはない。 もちろん武力を使うことはない。ただ、国家間の実際の戦争も、基本的には経済的な利害対立の果てにある。武力行使を避けるために行う平和的な戦争こそが外交だ。逆に言えば、マーケティングによる企業間の公正な戦いは、武力衝突を避けることにもつながるのである。 (ドラマ『不毛地帯』では、太平洋戦争は石油の利権の奪い合いから起こしてしまったのであり、だからこそ商社マンに転じた主人公は油田権益の確保こそ国益につながると信じている) 戦争の比喩を嫌う理由は分かる。しかし戦争映画(例えばスターウォーズでもいい)を楽しみ、戦闘ゲームに興じるのに、なぜマーケティングが戦争と同じく競合相手との戦いに勝つための戦略と戦術であることを直視するのを嫌がるのだろうか。 多くの国際企業がマネージメントの研修に最古の軍事書である『孫子』を採用するのはなぜか。ランチェ
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