大日本印刷は、3次元CGで作成したホログラム「バーチャグラム」の輝度を従来の約2倍に高める新技術を開発。高度なセキュリティが必要な製品向けに、発売を開始した。 高輝度の「バーチャグラム」(左)と従来型(右) 同社が開発したバーチャグラムは、2003年の販売開始以来、商品券やギフト券などの金券類、ブランド保護、IDカードなど多くのセキュリティ用途に採用されてきており、2008年には3次元CG制作技術を活かして、真贋判定が容易で、高度なセキュリティと意匠性を併せ持つホログラムを開発。 しかし、ホログラムをパスポートなどの冊子へ転写した場合に、用紙の細かな凸凹の影響で輝度が低下し見えづらくなるため、より明るいホログラムが求められていたとのこと。 このたび発売が開始されたバーチャグラムは、従来型よりも2倍の輝度を実現。高解像度立体表現ができるため、一目で真贋判定が可能。フルカラーでの表現が可能なほ
独自フォーマットで鎖国する電子書籍 7月27日、凸版印刷と大日本印刷(DNP)は「電子出版制作・流通協議会」を設立し、東芝、パナソニック、朝日新聞、毎日新聞、NTTドコモなどが参加を表明した。これは総務省・文部科学省・経済産業省の「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」で決まる予定の標準フォーマットを採用して、日本の電子書籍を標準化しようというものだ。 その標準は、XMDFを「中間フォーマット」として使う方向だ。シャープは、次世代XMDFで電子書籍に参入し、これに対応するタブレット端末も年内に発表すると発表した。XMDFというのは一般にはあまり知られていないが、シャープの「ザウルス」用に作られた文書フォーマットで、ガラパゴス携帯での標準規格だ。日本語独特の縦書きやルビなどにきめ細かく対応し、これまで日本で発行された約1万点の電子書籍のほとんどはXMDFで書か
お客様の設定により、お客様情報が「非表示」となっております。お客様情報を表示するにはdアカウントでログインしてください。 お客様情報表示についてへ お客様情報表示についてへ 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 大日本印刷株式会社 NTTドコモ(以下:ドコモ)と大日本印刷株式会社(社長:北島義俊、本社:東京、資本金:1,144億円、以下:DNP)は、携帯端末向け電子出版ビジネスにおける業務提携に向けて基本合意にいたりました。 今後、携帯電話やタブレット型端末など多様化する通信端末でお客様がいつでもどこでも利用できる電子出版市場の発展と、紙の書籍と電子出版コンテンツのハイブリッド型サービスの普及に向けて、コンテンツ収集から配信、電子書店の運営までを一貫して行う電子出版サービスの提供を今秋のサービス開始を目指し、両社で検討してまいります。 1.基本合意の主な内容 ドコモユーザを核とした利用者層向け
左から、協議会代行理事で凸版印刷トッパンアイデアセンターマーケティング本部長の名和正道さん、協議会副会長で凸版印刷の大湊満常務、協議会会長でDNPの高波光一副社長、協議会代行理事でDNPの北島元治常務 大日本印刷(DNP)と凸版印刷の2社を発起人とする電子書籍の業界団体「電子出版制作・流通協議会」が7月27日、正式に発足した。新聞社や印刷会社に加え、東芝などメーカーや、NTTドコモなど通信業者、電通など広告代理店を含む89の企業・団体などが参加。「日本の出版文化を残しながら、電子書籍ビジネス発展のための環境作りを行う」としている。 参加するのはこのほか朝日新聞社、毎日新聞社や、トーハン、日本出版販売など取次、ヤフー、ヤッパ、NTTコミュニケーションズ、UQコミュニケーションズなどネット・通信、モリサワ、大日本スクリーン製造といったフォントメーカーなど幅広い。メーカー系はパナソニックや富士ゼ
記者会見にのぞむ小城社長(左)と松岡氏(右) 記者会見より 小城 松丸本舗というこれまでにない書店をショップ・イン・ショップの形で丸の内本店の4階にオープンする運びとなりました。 丸善は明治2年に創業し今年創業140周年を迎えます。明治2年から本にこだわってきた会社です。「日本に知をいかに鐙(とも)していくか」、こういったミッションを持った会社でした。太平洋戦争中は戦火の中、潜水艦に乗ってヨーロッパに洋書を買いに行っていた、そんな会社です。 ご承知の通り、本はインターネットを通じて買える時代が来ました。では、これからの時代に「リアルな場」としての書店はどうあるべきなのか、これをずっと考えてきました。その一つの答えが「松丸本舗」であります。我々の挑戦であります。世に問うものであります。 書店はこれまで、すこしさぼってきました。書店の本の陳列の方法は永く変わってきませんでした。本の形
丸善が創業以来、140 年にわたり考えてきた「知とは何か」「人と本のかかわり」というテーマに、松岡正剛の30年におよぶ編集的方法と読書世界が出会い、ここにひとつの実験空間が誕生しました。 本には人類のあらゆる英知と行為が、また人々の欲望と消費のすべてが折りたたまれています。読書を一過性の体験から開放し、「読書をする社会」を拡張していくには、“ブックウェア” ともいうべき本をめぐる生態系のようなしくみから考える必要があります。 ブックウェアでは、本たちが読前・読中・読後でつながり、そこには「本を贈る文化」や「共読する文化」なども開花するでしょう。 松丸本舗では、「本の見せ方」「本の接し方」「本の読み方」をさまざまに変容させ、より大胆に独創的で挑戦的なブックウェアの実験をシーズンごとに 試みます。著者と読者と書店の関係に新たな風を吹き込むことをめざします。 さらには版元・編集者・翻訳者
ITpro EXPOの目玉の一つが,最新のICT技術を展示会に生かす「ICTの実験場」だ。今回は,AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を採用する「EXPO AR」とクラウド・サービスを活用する「EXPOバーチャル」を企画している。 ITpro EXPOではこれまで「ICTの実験場」という主催者企画を実施してきた。これは,最新のICT技術を使って展示会をより面白く役立つものにする試みである。今回は,二つのテーマでICTの実験場に取り組む。 AR技術を展示会に生かす「EXPO AR」 一つは,AR(Augmented Reality:拡張現実)技術を利用した展示会案内システム「EXPO AR」だ。実験の内容を説明する前に,ARについて簡単に解説しておこう。 ARとは,現実の空間に対して情報を付け加えて表示させることで,現実を“強化”する技術である(図1)。手法としては大きく
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く