参院選の候補者を対象にした朝日新聞社と東京大学・谷口将紀研究室との共同調査で、夫婦別姓の賛否をめぐり、自民党で反対派が賛成派を上回っているものの、かつての調査に比べ反対派が半分以下と大幅に減ったことがわかった。有権者の間で賛成派が増えたことも影響しているようだ。 「夫婦が望む場合には、結婚後もそれぞれ結婚前の名字を称することを法律で認めるべきだ」との問いへの賛否を5段階で尋ねたところ、回答した自民候補68人のうち、「反対」または「どちらかと言えば反対」と答えた反対派が28%で、「賛成」または「どちらかと言えば賛成」と答えた賛成派の19%を上回った。 自民以外の主要政党は賛成派が圧倒的に多数を占める。連立を組む公明党が92%に上るほか、「政権とは是々非々」を掲げる日本維新の会も81%。1人区で共闘する立憲民主、共産、社民の各党は回答した候補全員が、国民民主党も85%が賛成派だった。 一方、自