千葉県警の警察官が交通整理をする中、多くの自転車が行き交う通勤時間帯の「北京通り」=千葉県市川市で2016年3月15日午前8時10分、小川昌宏撮影 幅5メートルの道を埋め尽くす自転車、自転車、自転車……。千葉県市川市八幡3の京成八幡駅前の市道は、自転車であふれたかつての中国・北京を連想させることから「北京通り」と呼ばれる。通勤・通学時間帯には自転車が一方通行の道いっぱいに広がって連なり、遮断機が下りた踏切への侵入も後を絶たない。道路交通法が改正され危険行為の取り締まりが強化される中、県警市川署は特別班を発足させ、マナー向上に乗り出した。6〜15日は春の全国交通安全運動。【円谷美晶】 午前7時45分。踏切の遮断機が上がると、自転車が数十センチ間隔で走り出した。男性も女性も、子供も高齢者も黙々とペダルをこぐ。