米同時多発テロ事件で世界を震撼(しんかん)させたウサマ・ビンラディン。今年はあのテロから20年、首魁(しゅかい)の殺害から10年を迎える。米国史上最長の戦争となったアフガニスタンからの撤退も秋までにはある。ビンラディンの素顔に迫る「特集ワイド ビンラディン・ファイル」を連載中の筆者が、一連の事件にまつわる裏話や執筆に至るエピソードなどをつづり、「裏ファイル」としてお届けする。 ◇ 急襲作戦を描いた作品は数多い。出色は「アメリカ最強の特殊戦闘部隊が『国家の敵』を倒すまで」(講談社)。作戦に参加したビソネットがペンネームを使って書いた。米特殊部隊を長年取材するケビン・マウラーとの共著で、作戦から1年半後の2012年9月に刊行された。国際政治の動向など難しい話は一切抜きに現場の状況だけを伝える。写真や図説も盛りだくさん。エンターテインメント作品として一気に読める。 米国で大ベストセラーになり、数
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