日本医師会は10日、記者会見を開き能登半島地震に対する支援状況を説明した。現地の報告では能登半島北部の珠洲市や輪島市で、診療所の8～9割ほどが機能不全だという。同会の災害医療チーム「JMAT」およそ70人が、避難所を中心に医療支援にあたっている。細川秀一常任理事はJMATの先遣隊として5日から現地入りした。倒壊や断水の影響で診療所がまひしているという。細川氏は災害医療チームの活動について「避
珠洲市や輪島市の診療所、8～9割機能せず - 日本経済新聞
日本医師会は10日、記者会見を開き能登半島地震に対する支援状況を説明した。現地の報告では能登半島北部の珠洲市や輪島市で、診療所の8～9割ほどが機能不全だという。同会の災害医療チーム「JMAT」およそ70人が、避難所を中心に医療支援にあたっている。細川秀一常任理事はJMATの先遣隊として5日から現地入りした。倒壊や断水の影響で診療所がまひしているという。細川氏は災害医療チームの活動について「避
耐えるロシア経済：アップル締め出し、不発 プーチン氏側近「iPhone愛用」 | 毎日新聞
ロシアが2022年2月に隣国ウクライナに「特別軍事作戦」を仕掛けたことにより、欧米諸国との関係は決定的に悪化した。経済制裁を科されたロシアは、逆に米国メーカーのモバイル機器を自国市場から締め出そうと報復措置に乗り出している。実効性はあるのだろうか。 「米国の情報機関が（米IT大手の）アップル社のモバイル機器を使い、諜報（ちょうほう）活動をしていたことを我々は暴き出した」 露情報機関の連邦保安庁（FSB）は23年6月、このような声明を出した。アップルが米国防総省傘下の情報機関・国家安全保障局（NSA）に協力し、ロシア国内で使われているスマートフォン「iPhone（アイフォーン）」数千台にスパイ活動用のソフトウエアを仕込んでいた――との糾弾内容だ。アップルは「政府機関に協力して、不正な手段を仕掛けるような行為はしていない」と全面否定。だが、対米姿勢を硬化させている露…
在日米軍再編：辺野古、地盤工事着手 移設完了、最短12年後 防衛省 | 毎日新聞
米軍キャンプ・シュワブ東側の海上で、作業船から石材を海に投入する重機＝沖縄県名護市で10日、喜屋武真之介撮影 米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、防衛省は10日、米軍キャンプ・シュワブ東側で設計変更に伴う工事に着手した。東側の埋め立て予定海域には軟弱地盤があり、防衛省は地盤改良工事に必要な設計変更を申請したが、移設計画に反対する玉城デニー知事は承認せず、公有水面埋立法を所管する斉藤鉄夫国土交通相が2023年末に承認を代執行した。移設計画は県の反対を押し切る形で、大きく進展する。 防衛省は年内にも地盤改良工事に着手する。東側海域の埋め立てなど工事全体の完成には9年3カ月かかり、その後の米軍への提供手続きも含めると移設計画の完了は工事が順調に進んでも12年後とされる。1996年に日米両政府が合意した普天間飛行場の返還は辺野古への移設が条件で、30年代半ば以降
能登半島地震から10日「被災地の原発」どうなった？ | 環境エネルギー最前線 | 川口雅浩 | 毎日新聞「経済プレミア」
石川県能登地方を震源とする地震は、発生から10日が経過した。日本海沿いには多数の原発が立地するが、今回の地震でこれまで何が起きたのか。中でも、北陸電力志賀原発は震度7を記録した石川県志賀町にあるが、その後、どうなっているのか。 北陸電力によると、志賀原発では1月1日、震度5強の揺れを観測。1、2号機の変圧器で油漏れなどがあった影響で、外部から電気を受ける系統の一つが利用できなくなった。その後、別系統を使うことで原子炉の安全に欠かせない電源を確保できたという。 1、2号機では、使用済み核燃料を冷やしているプールの水が、強い揺れであふれるトラブルもあった。この影響で1号機では使用済み燃料プールを冷却するポンプが一時停止したが、約40分後に再起動したという。 北陸電力は使用済み燃料プールで飛び散った水のふき取りや、漏れた油の回収など「早期に対応が必要な処置を完了した」と5日に発表した。ところが7
遮音社会：桃太郎は男尊女卑で環境破壊? ポリコレの呪縛逃れ描いた「喜劇」 | 毎日新聞
「『昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました』って、なんでおじいさんが先でおばあさんが後なんですか？……男尊女卑です」 「川で洗濯って環境破壊につながるからSDGs的にアウトですよ」 優秀なテレビ番組などを顕彰する「ギャラクシー賞」で2022年度奨励賞を受賞したラジオドラマ「校閲・桃太郎」の一コマだ。脚本を書いたのは、作家で京都芸術大（京都市左京区）准教授の山田隆道さん（47）。ゼミ生は小説や脚本などの表現方法を学ぶ。そのうちの一人、4年の上村裕香さん（23）は大学のブログであらすじを紹介した。 「校閲者が昨今のコンプラ、ポリコレに基づき修正を要求してくるのですが、小説家がそれに応えて原稿を修正すると、原稿はどんどん配慮に配慮を重ねた文章になっていって……」 私たちは尊重すべき他者の声に耳を塞ぎながら生きていないでしょうか。「白か黒か」ではっきり割り切れるほど単純ではない社会の中で
安倍派還流の処理「会長マター」 複数の事務総長経験者が供述 | 毎日新聞
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、清和政策研究会（安倍派）の複数の事務総長経験者が東京地検特捜部の任意の事情聴取に、パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック（還流）の処理について、派閥の事務局長から会長に直接報告される「会長案件だった」と供述していることが関係者への取材で判明した。事務総長は詳細を知る立場ではなかったとし、政治資金収支報告書への不記載について派閥の会計責任者との共謀を否定しているという。 特捜部は安倍派の事務局長兼会計責任者の男性を政治資金規正法違反（不記載、虚偽記載）容疑で立件する方針で、2023年12月下旬以降、派閥の事務を取り仕切る事務総長経験者ら幹部議員への聴取を進めている。歴代事務総長の具体的な供述内容が判明するのは初めて。
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