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2024年8月10日のブックマーク (4件)

  • 今週の本棚:持田叙子・評 『ひらがなの世界 文字が生む美意識』=石川九楊・著 | 毎日新聞

    (岩波新書・1056円) 奥から湧き、舞い遊ぶいとおしき「筆触」 いきなり時代をこえた列島の大問題が提出される。文字とは何か――。 パソコンやスマホで既成の字を打つのが当たり前の私たちは、こう問われると動転する。今や文字に書く人の個性が出るほうが珍しい。文字は記号である。万人に正確にとどく無個性が流通する。文字は記号である、でも当にそうなのかな……。 何千回も何万回も墨の香る水を筆にたっぷり吸わせ、和紙に口づけるように顔を寄せて書く著者は自信をもって日文字史をさかのぼり、あっと驚くふしぎで妙(たえ)なる<ひらがな>の生まれて育つ場に私たちを連れてゆく。

    今週の本棚:持田叙子・評 『ひらがなの世界 文字が生む美意識』=石川九楊・著 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/08/10
    “パソコンやスマホで既成の字を打つのが当たり前の私たちは、こう問われると動転する。今や文字に書く人の個性が出るほうが珍しい。文字は記号である。万人に正確にとどく無個性が流通する”
  • 今週の本棚:養老孟司・評 『日本写真論 近代と格闘した三巨人』=日高優・著 | 毎日新聞

    (講談社選書メチエ・2420円) 異質な知覚、写らなかったものの影 西欧近代文明の典型的な産物である写真が、日の社会にどのように受け入れられたか。三人の写真家、木村伊兵衛、土門拳、濱谷浩の評伝を通じて、著者はそれを可能な限り奥深くまで追求しようとする。 「写真丸ごとをもっていかに生きるかという問いを我が物として引き受けることになったのが、写真家という存在なのである」。木村はライカを手にしてスナップショットを、土門は写真集『ヒロシマ』『筑豊の子どもたち』に見るように現代社会のありようを、その同じ眼(め)が『女人高野室生寺』の古仏から『古寺巡礼』の古仏たちを、濱谷は『雪国』で新潟・桑取谷の「生活の古典」を記録する。 それぞれの写真家についての著者の思い入れは強く深く、それが文面から伝わってくる。けして読みやすい文章とは言えないが、このところしばらく軽い文章ばかり読まされて来たように感じている

    今週の本棚:養老孟司・評 『日本写真論 近代と格闘した三巨人』=日高優・著 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/08/10
    “西欧近代文明の典型的な産物である写真が、日本の社会にどのように受け入れられたか。三人の写真家、木村伊兵衛、土門拳、濱谷浩の評伝を通じて、著者はそれを可能な限り奥深くまで追求しようとする”
  • 長崎原爆の日:長崎原爆の日79年 「今こそ一切を放棄」 主要6カ国、大使欠席 | 毎日新聞

    米軍による長崎への原爆投下から79年となった9日、長崎市の平和公園で平和祈念式典があった。鈴木史朗市長は平和宣言で、核戦力の増強やロシアウクライナ侵攻、中東での紛争に触れて「私たちは危機的な事態に直面している」と述べ、核兵器が再び使用されることへの強い懸念を表明。核抑止力に依存する国々に「現実を直視し、核兵器廃絶にかじを切るべきだ」と迫った。 式典には過去最多の101カ国・地域が参列した。市はウクライナ侵攻を続けるロシアと、支援するベラルーシの招待を3年連続で見送った。イスラエルについても、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を踏まえて「不測の事態が発生するリスクへの懸念がある」として招待しなかった。これに対し、主要7カ国(G7)のうち日を除く6カ国と欧州連合(EU)は「イスラエルをロシアなどと同列に置くことになる」などとして、駐日トッ…

    長崎原爆の日:長崎原爆の日79年 「今こそ一切を放棄」 主要6カ国、大使欠席 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/08/10
    “鈴木史朗市長は平和宣言で、核戦力の増強やロシアのウクライナ侵攻、中東での紛争に触れて「私たちは危機的な事態に直面している」と述べ、核兵器が再び使用されることへの強い懸念を表明”
  • 専門家「日向灘、南海トラフとの関連考えにくい」 神奈川で震度5弱 | 毎日新聞

    9日午後7時57分ごろ、神奈川県で震度5弱を観測する地震があった。震源は神奈川県西部で、震源の深さは13キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・3。津波の心配はない。 気象庁によると、今回の震源は南海トラフ地震の想定震源域の外。8日に宮崎・日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生したばかりだが、関連はあるのだろうか。 山岡耕春・名古屋大名誉教授(地震学)は「南海トラフ地震は基的に伊豆半島を越えることはなく、想定震源域とも異なり距離も離れていることから、8日の日向灘の地震との関係はない」とみる。「首都圏で起きた地震としては、何年かに1回しか起きない、割と大きめとはいえる。今回はどちらかというと首都直下地震の候補になるとみられるが、地震の規模は小さく、想定されていた首都直下の地震ではない」と話した。 東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は「今回の震源は地殻内の浅い場所。日列島ではM

    専門家「日向灘、南海トラフとの関連考えにくい」 神奈川で震度5弱 | 毎日新聞
    taketake89
    taketake89 2024/08/10
    “山岡耕春・名古屋大名誉教授(地震学)は「南海トラフ地震は基本的に伊豆半島を越えることはなく、想定震源域とも異なり距離も離れていることから、8日の日向灘の地震との関係はない」とみる”