ここ数回、銃の性能がどのようにして向上していったのか、つらつらと書いて参りました。 何しろ初期の銃というのは命中率が糞だった。 ↓ それがライフルに変わっていく中でかなり改善していった。 ↓ 人がたくさん死ぬようになった。 とまあ、大体こんな感じの話の流れでしたね。 これね、嘘。 すまんな。 人は人を撃てるか?何が嘘かと申しますとですね、どうも実際の戦場では、歩兵たちは敵に向かって発砲したがらないのです。 正確にいうと、「殺人」に対して物凄い忌避感がある。 最前線で敵と向き合う兵士すら、ほとんど発砲しない。仮に発砲しても、狙いを定めようとしない。 この事実は、我々の想像とかなりギャップがあります。 祖国を想う気持ち、殺される恐怖、正当防衛。 戦争において敵を殺す理由はいくらでも用意できそうなものですが、それでも彼らは敵を撃たない。 それまでの人生で刷り込まれた倫理観、宗教観、はたまた本能な